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やる夫がフランス革命を生き抜きます 第9話「ヴァレンヌへの道」前編

20170416

601 :1 :2009/08/24(月) 19:26:38.65 ID:.uirqtAo






かしら、かしら、ご存知かしら~?
世界を革命する物語が始まるわよ~
かしら、かしら、ご存知かしら~?





第9話「ヴァレンヌへの道」前編







――1791年4月。
パリは悲しみに包まれていた。
市民が愛した革命の志士――「疱瘡の虎」ミラボー。
病床に伏した彼の回復を願い、無数の民衆が毎日彼の門前に集まった。





         / \     /\
         /  .\.,.,..,,,/  ヽ
        /           丶 
        :'     ____      ヽ  
       :'  >  | .|  <  ・ i  ミラボーさん!
       i   U  / | U     I 助かってくれゴルァ!
        ':     /ー┤     ' | 
        `:、            ノ






      ,,、,、、,,,';i;'i,}、,、
       ヾ、'i,';||i !} 'i, ゙〃
        ゙、';|i,!  'i i"i,       、__人_从_人__/し、_人_入
         `、||i |i i l|,      、_)
          ',||i }i | ;,〃,,     _) びょ、病原菌は消毒だ~~!!
          .}.|||| | ! l-'~、ミ    `)
         ,<.}||| il/,‐'liヾ;;ミ   '´⌒V^'^Y⌒V^V⌒W^Y⌒
        .{/゙'、}|||//  .i| };;;ミ
        Y,;-   ー、  .i|,];;彡
        iil|||||liill||||||||li!=H;;;ミミ
        {  く;ァソ  '';;,;'' ゙};;彡ミ
         ゙i [`'''~ヾ. ''~ ||^!,彡ミ   _,,__
          ゙i }~~ } ';;:;li, ゙iミミミ=三=-;;;;;;;;;''
,,,,-‐‐''''''} ̄~フハ,"二゙´ ,;/;;'_,;,7''~~,-''::;;;;;;;;;;;;;'',,=''
 ;;;;;;;;''''/_  / | | `ー-‐'´_,,,-',,r'~`ヽ';;:;;;;;;;, '';;;-'''
'''''  ,r'~ `V ヽニニニ二、-'{ 十 )__;;;;/ 


603 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:28:36.99 ID:.uirqtAo






            _  -───-   _
            ,  '´           `ヽ
          /                 \
        /                    ヽ
      / __, ィ_,-ァ__,, ,,、  , 、,,__ -ァ-=彡ヘ  ヽ
       ' 「      ´ {ハi′          }  l
      |  |                    |  |
       |  !                        |  |
      | │                   〈   !
      | |/ノ二__‐──ァ   ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
     /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !  (……ミラボー、お前はよくやった。
     ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l |   どんな形であれ、お前は自由の志士だった。
    | | /ヽ!        |            |ヽ i !
    ヽ {  |           !           |ノ  /   コルシカの人間でさえ、物ではなく、
     ヽ  |        _   ,、            ! , ′   きちんと人間扱いした人間だ。
      \ !         '-゙ ‐ ゙        レ'
        `!                    /       敬意を表するよ……)
        ヽ     ゙  ̄   ̄ `     / |
            |\      ー ─‐       , ′ !
           |  \             /   |
      _ -‐┤ ゙、 \           /  ! l  |`ーr─-  _
 _ -‐ '"   / |  ゙、   ヽ ____  '´   '│  !  |     ゙''‐- 、,_
               シエイエス






      )::::::::::::::::::::,  ´    )::::::::::::::===彡::::::テ
       (::::::::::::::::://    ヽ:::_:::::::::::::::::i  l::::l:::::ハ二))
      >:::::::,.'  ′    |   ):::::::::::::::l  i:::i:::::(、二)) 
        て::::/   ll  l |  !|   {::::::::::::::::|  l::i:::::::::ハ〈 
         しl |  l |  | | _!H‐'フ|/て::::::::::彡ミ::::::::(  !l  
         l l  l _L | |ノ  rT´? | (::::::::ミ彡::::::ィ  l|l 
            ll ヽ ´ rr、    ヽ__ソ | l! {::l l::::;:::) |  リ  疱瘡の虎よ……
            ハ v)       l l | リ /:://   |  |  そなたは、誠、自由のために戦ったバル……
            ,' ハ (_人__)    リ ,| |//´  | |.
            |  〉 、      lレ' | h、     |  |
            l / ||  > - ィ 〃 | | l7      |  |
            ノ'  |r j / rr、 〃  | | 〈 \    |  |
            /'   ノl j/ ?ト(  ノ l (   \  |  |
           ヽヽ/ヽ j!    > ´ / /     ハ |  |
           オルレアン公ルイ・フィリップ





604 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:29:40.69 ID:.uirqtAo






……こうして、さまざまな階級の人々が久しく尊敬を示す中、
ある青年は、彼の生命を救うために自分の血液を捧げることを申し出さえした。






         / ̄ ̄ ̄ \
      /   :::::\:::/\  
     /    。<一>:::::<ー>。   ミラボーさん!!
     |    .:::。゚~(__人__)~゚j    ミラボーさん!!
     \、   ゜ ` ⌒´,;/゜   病気に負けちゃダメだお!!!
    /  ⌒ヽ゚  '"'"´(;゚ 。   
   / ,_ \ \/\ \    ヤルオの、ヤルオの血をやるから、
    と___)_ヽ_つ_;_ヾ_つ.;.  元気になって――うぁぁぁあぁぁあぁぁああ!!
ヤルオ・カネクレーヨ(28歳)





            / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( >)(●)  ……ヤルオ。
          | U   (__人__)   もう、無理だ。
             |     ` ⌒´ノ   ミラボーさんの頭の中にまで病気が回ったそうだ……。
              |         }   
              ヽ        }   時間の問題だろうよ……。
            ヽ、.,__ __ノ   
   _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、
       ヤラナイオ・ウッゼーナ(28歳)






605 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:30:34.72 ID:.uirqtAo






::::::::  ::    ::     :::::  ::  :::
::::::  ::     ____   :::::  ::::  :::      
 ::::::  :::: /      \ ::::::   :::   ::
 ::::  ::::/ ─     ::::\ :::   :::   ::
 :::   :: | (○)        \:::   :::   ::
 :::   ::|_人__)       :::|   そんな……
  :::   ::| ⌒´         |   ミラボーさんが死んでしまうお……
  :::  ::\          /::   :::   ::
  :::   :: 冫      <  ::   :::   ::
  :::   /::        \ ::   :::   ::
   :::ノ            \
  /´               ヽ






606 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:31:46.74 ID:.uirqtAo






            *     ______ *
 ┼                    | テュイルリー |
         *          | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ *
                  ∧*
           *     <⌒> ┼
 *       ┼       /⌒\       *
       _________]皿皿[-∧-∧、
    /三三三三三三∧_/\_|,,|「|,,,|「|ミ^!、
  __| ̄田 ̄田 / ̄ ̄Π . ∩  |'|「|'''|「|||:ll;|    ┼
 /__,|==/\=ハ, ̄ ̄|「| ̄ ̄ ̄ ̄|「| ̄ ̄|
/_| ロ ロ 「 ̄ ̄ ̄ | | 田 |「|  田 田 |「|[[[[|
|ll.|ロ ロ,/| l⌒l.l⌒l.| |    |「|        |「|ミミミミミミ






        .,Å、
     .r-‐i'''''''''''i''''‐-、
    o| o! .o  i o !o
   .|\__|`‐´`‐/|__/|
    |_, ─''''''''''''─ ,、 / _
   /_____  ヽ   
   | ─ 、 ─ 、 ヽ |  |    
   |  ・|・  |─ |___/    どうしても駄目なのかい?
   |` - c`─ ′U 6 l   
.   ヽ (____  ,-′  
     ヽ ___ /ヽ    
     / |/\/ l ^ヽ   
     | |      |  | 
     ルイ16世







607 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:32:52.95 ID:.uirqtAo






        /::::)(:::)(:::::::::::)(::::::^::::::::::\
       (::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ::::::::::\
     /::::::::::/ノ::::::::ノ::::::::ヽ:人::::::::::ヽ:::::::::::::::)
     (::::::::::/  ):::ノ::::ノ ) ソ ヾ::::::::::::丶::::ヽ
    (:::::::::/ 彡  ノ   ノ  :: 彡:/)) ::::::::::)
   (::::::::::/彡彡彡彡彡   ミミミミミミミ :::::::::::)
   ( :::::::// ̄ ̄ ̄ ̄ヽ===/ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ |:::::::::)
    | =ロ   -=・=-  ∥ ∥ -=・=-   ロ===
    |:/ ∥    / /ノ  ヽ \     ∥ ヽ|ヽ        _________
     |/  ヽ`======/ .⌒ ` ========ノ.   ..| |     /
   .(         .(●  ●)         )ノ   / 陛下……。
   (   ・     / :::::l l::: ::: \         .)  <  逆にミラボー殿の迷惑となります。
   (       // ̄ ̄ ̄ ̄\:\.       .)   \ お見舞いは控えた方がよろしいかと……
   .\     : )::::|.  ̄ ̄ ̄ ̄ |::: ::::(:     /..    \_________
    \ :::   :::::::::\____/  ::::::::::   /
      ヽ  ヽ:::: _- ::::: ⌒:: :::::::: -_     ノ
       \丶\_::_:::::_:::: :::::_/::::  /
        | \ \ ::::::::::: :::::::::: ::: :: __/ |
    ̄ ̄\ 丶  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    / ̄ ̄
            リアンクール




        .,Å、
     .r-‐i'''''''''''i''''‐-、
    o| o! .o  i o !o
   .|\__|`‐´`‐/|__/|
    |_, ─''''''''''''─ ,、 / _
   /_____  ヽ   
   | ─ 、 ─ 、 ヽ |  |    ……
   |  >|< |─ |___/    …………ミラボー!!
   |` - c`─ ′U 6 l   
.   ヽ (____  ,-′  
     ヽ ___ /ヽ    
     / |/\/ l ^ヽ   
     | |      |  | 





609 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:33:48.21 ID:.uirqtAo






――そして、4月2日の朝。





       ,  -──- 、
    /  , -‐、  , ‐ 、 ヽ
   /   /,-‐''´∨~~`ヽ ヽ
  /   _,.l   ・ ,! ・   /‐、 ヽ
  l   / ニ、`ー‐‐'◯ー‐' 二ヽ |  ねえ、カバニス……
  l  l-─     l     ‐、-l!  ボクは今日死ぬだろう……。
  l l  ヾ''ー‐ 、__ |_ _,,...ィ'´ l
  ヽヽ   ヽ       )/  /
   ヽヽ   `''ー── '   /
    ヽ______, -‐''''⌒ヽ





 ,-,-,,‐, ,┬,  _______  ,┬、 ,-,-,-,
 | || || | | | || ̄            ̄| | | | || | |
 | ! ! !.__} ! !|              | i {__! !! ! |
 ヽ、__ |     <\/>     | ___ノ
      _ヽ.|      > <      |ノ__
  ,-―┴‐┴     </\>    ┴―┴-、
  {    ___________    〉  なに言っているんだよ!
  `ー―― ゙、  `,ヽ、 ,,. 、/、 " /―――'   頑張れ! 生きろ!
        ゙、,, (●)~   (●)  /
         ヽ   " r―-, "   ノ
       ,,",~',,゙(    `T´    )'゛~゛; ,,
      ,,'' ,    `ー―┴―― '     ヽ,,

ピエール・ジャン・ジョルジュ・カバニス(1757年 - 1808年)




フランスの医師であり哲学者。
ミラボーの主治医。後に、ある男の主治医にもなるが、それは先の話。






610 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:35:18.93 ID:.uirqtAo






       ,  -──- 、
    /  , -‐、  , ‐ 、 ヽ
   /   /,-‐''´∨~~`ヽ ヽ
  /   _,.l   ・ ,! ・   /‐、 ヽ
  l   / ニ、`ー‐‐'◯ー‐' 二ヽ |  自分の身体だもん。わかるさ……
  l  l-─     l     ‐、-l!  ここまでくれば、もうたった一つのことしか残っていない。
  l l  ヾ''ー‐ 、__ |_ _,,...ィ'´ l  永遠の眠りに快く入るため、身に香水をつけ、
  ヽヽ   ヽ       )/  /   花におおわれ、音楽に取り囲まれることだ。
   ヽヽ   `''ー── '   /   ああ……あとはドラ焼きも欲しいな……。
    ヽ______, -‐''''⌒ヽ








   、-,.-、  ,--‐─‐- 、.__
   | │ ┌'´:::::::::::::::::::::::::::::::- -、   -.- -
   l l .│::::/∨ヽ::::::::::::::::| │|  │|. .| |
   ヽ │:: >   <:::::::::::::: l | |__ノ / /./
     >│::::::ヽ∧ /::::::::::::::::> _..ノ.ノノ
 ┌-ー''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::つ゚。_く
  |::::::::::::::_,.:::::ノー‐-\_::::::::::::::::::│
  `‐----l(●) (●) ヽ-----   ドラ焼き……?
      .l    ▼     ..|  ?
      ヽ  ∀'   ,.."
      / `‐----''  ヽ






611 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:36:21.48 ID:.uirqtAo






       ,. -――‐- ._
     ,. '´ /⌒ヽ /⌒ヽ `ヽ
    /    !  o l_!o   !   ヽ
..  /  ,. ‐へ_,ノ-ヽ__ノ‐、  ヘ
  ,' / ``'''ー-  ゙、_,ノ  -‐''" ヽ  ',  いや、何でもない……。
  ! l  ̄ ̄_   |   _ ̄ ̄ l  |  それよりも窓際に動かしてくれない?
  l l ‐弋´   |   `~フー ! l
.  ', ',    >-、_ | _,. -'"   / /  今日は天気も良いし、庭を眺めたい。
   VV  {   )  ̄      / /
    ヽ/ `ー'_____,//
    /    /--/⌒ヽ----┘、
    l     /  ヒΤフ  ヽ  \






612 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:37:26.71 ID:.uirqtAo






i    /    / |  \|/
|       /   \/
   /   / ,へ      _--                         (
\   /   Υ  -─  ̄                          (´~
  ヽ    -‐  ̄                            (´⌒´"
.  |   ── ──── ─ ─── ‐‐ ‐         ゝ-'´⌒´ ( (,,,,,
  /    へ、                      (´⌒''´`´   (,,,,,´(⌒ヽ
/   ゝ   ヽ    ヘ                (´~' (´( (⌒` (´⌒´
  *\  \    ヾ        ヘ            ̄ ̄`ー─── ─- - ---
  ヾ *    \     ヽ        ヘ
l   \ △     \     ヽ           ヘ
  、     .,へ             ヽ              丶
    t     Υ  \     \       丶
.|    ヽ     .,ゝ、          \     ゝへ、
.|     \   l   l  \       \  l   l
 |    \   ` ´ /\\       ヽヽ /
 |            | / |\\         丶     /\ /\
 |      \    \|/  |  \         /  /\  \





カバニスに寝台を押させ、窓際にきたミラボーは、暖かい春の日差しのそそぐ小さな庭を眺めた。





613 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:39:05.59 ID:.uirqtAo






            *     ______ *
 ┼                    | テュイルリー |
         *          | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ *
                  ∧*
           *     <⌒> ┼
 *       ┼       /⌒\       *
       _________]皿皿[-∧-∧、
    /三三三三三三∧_/\_|,,|「|,,,|「|ミ^!、
  __| ̄田 ̄田 / ̄ ̄Π . ∩  |'|「|'''|「|||:ll;|    ┼
 /__,|==/\=ハ, ̄ ̄|「| ̄ ̄ ̄ ̄|「| ̄ ̄|
/_| ロ ロ 「 ̄ ̄ ̄ | | 田 |「|  田 田 |「|[[[[|
|ll.|ロ ロ,/| l⌒l.l⌒l.| |    |「|        |「|ミミミミミミ







       , ─── 、
    ゝ/ _____\ っ
    /   |ノ/ ⌒ ヽ ⌒ヽl   っ
    l  |─|    ・|∠  |
((  Y⌒  ` ー  ヘー ヽ     は、早く行かないと――!!
   ヽ_  /⌒ヽ___つ  _  見つからないうちに早く!
/⌒)、 ヽ |     /    |≡|
| 、_,(_ノ  >、二二二)     .| .|
ヽ__ノ / .l/ \/ ヽ、   | .|
 |  l   |        \ /⌒
 ヽ_ / |      |\  lヽ_






614 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:40:44.26 ID:.uirqtAo






                  ,... -::─::- ....、
               /:::::::::::::::::::::::::::::::\
             ,:'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
              ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
            /:::::::::::::;、::::::::::::/ヽ:::::::::,_::::::::::l
          L;:::::::::/'' ヽ、::::/、 _ヽ、ハ `};へ!      陛下――!?
           ` ┬'Y7ヽ ` Y ;ヘヽ  | r L...._    
               ,..:lヽヽじl    ヾじリ    ',ノ::::::::`ヽ、 正装もしないでどこへ行くの?
           ,/:::::::`l `´ r    ̄   /´:::::::::::_;<ヾ 
             ´'ーァへ、 ` -    , ィ´ ̄`ヾ´
            ,.</  `ヽァ'´`ヽァ'´/    |






615 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:41:40.01 ID:.uirqtAo






       , ─── 、
    ゝ/ _____\ っ
    /   |ノ/ ⌒ ヽ ⌒ヽl   っ
    l  |─|    ・|∠  |
((  Y⌒  ` ー  ヘー ヽ     マ、マリー……
   ヽ_  /⌒ヽ___つ  _  お、お願いだ!!
/⌒)、 ヽ |     /    |≡|
| 、_,(_ノ  >、二二二)     .| .|  見逃して!!
ヽ__ノ / .l/ \/ ヽ、   | .|
 |  l   |        \ /⌒
 ヽ_ / |      |\  lヽ_






                  ,... -::─::- ....、
               /:::::::::::::::::::::::::::::::\
             ,:'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
              ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
            /:::::::::::::;、::::::::::::/ヽ:::::::::,_::::::::::l
          L;:::::::::/'' ヽ、::::/、 _ヽ、ハ `};へ!      ミラボーの所に行くつもりね!
           ` ┬'Y7ヽ ` Y ;ヘヽ  | r L...._    
               ,..:lヽヽじl    ヾじリ    ',ノ::::::::`ヽ、 陛下を捕まえて――!
           ,/:::::::`l `´ r    ̄   /´:::::::::::_;<ヾ 
             ´'ーァへ、 ` -    , ィ´ ̄`ヾ´
            ,.</  `ヽァ'´`ヽァ'´/    |






616 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:43:02.98 ID:.uirqtAo






       , ── 、
      /       ヽ
     i  /)ノ- )ノ-)ノ
     !__/─|  ・|<  |  駄目です、陛下!
     (   ` - ゝ- !  奥様の言うことを聞きなさい!
    ∑\ (⌒ ─┘ノ      ____
    , -/\_`_┬´ ´   ゝ/______\ 
   /  \/ヽ/ヽ     / | ノ- 、-、|
 / /      ! \ ☆ |__.|─|  (・|・) |//) ))
 i  |/      ノ\_ヽ__(   `U-o - !_ ⊃   放して!
 |_| ___/ ∈  )uu)  !ヽ、( ̄ ̄ ̄ノ/ -、  放してよ!!
 (__)     \  ̄U ̄ ̄| \_, ── ´__|  |
   |       ヽ / l ヽ |      (/  |    I  ミラボーが、
   ヽ ______ヽ     |    / \/ ̄ -′ ミラボーが逝っちゃうよ!!
   /  ノ |  |       ヽ_ /  / ノノノ
 _/  /  |  |        )___/
||  /     |  |    - 、_ /   /
||_|      |  |   |  _|_ /
ヽ__ノ    ((_ / ̄) ヽ__ノ






617 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:45:25.02 ID:.uirqtAo











        ,  -───-  、
      /    / ⌒ヽ./⌒ヽ\
     /   , -{  / ハヽ  } 、 ヽ
    /  /  ゝ _ ノ, ‐ヽ-'  \ヽ
    / ‐┼──-   ゝ ノ  - ‐一!|‐  
    |   l.、, -一    |  ー─- lL_  ……ん。
    |  / \./     |  ー-./ !   カバニス、何か喋ったかい?
    、 ' l. /\_   | _/ /\  
    ヽ  X        ̄ ̄   /    
     /、二二二二二二二二 く
    /      /  ( 〒)\ ヽ
    !  /  /         }   !






618 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:46:46.20 ID:.uirqtAo





   、-,.-、  ,--‐─‐- 、.__
   | │ ┌'´:::::::::::::::::::::::::::::::- -、   -.- -
   l l .│::::/∨ヽ::::::::::::::::| │|  │|. .| |
   ヽ │:: >   <:::::::::::::: l | |__ノ / /./
     >│::::::ヽ∧ /::::::::::::::::> _..ノ.ノノ
 ┌-ー''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::つ゚。_く
  |::::::::::::::_,.--ー‐--、._::::::::::::::::::│
  `‐----l(●) (●) ヽ-----
      .l    ▼     ..|      ……?
      ヽ '┴-'   ,.."      いえ、何も……。
      / `‐----''  ヽ










        ,  -───-  、
      /    / ⌒ヽ./⌒ヽ\
     /   , -{  / ハヽ  } 、 ヽ
    /  /  ゝ _ ノ, ‐ヽ-'  \ヽ
    / ‐┼──-   ゝ ノ  - ‐一!|‐  ……そうか。
    |   l.、, -一    |  ー─- lL_  しかし、ボクが死ぬ逝くというのに、
    |  / \./     |  ー-./ !
    、 ' l. /\_   | _/ /\  木々には葉が芽吹いている……
    ヽ  X        ̄ ̄   /    羨ましいね……
     /、二二二二二二二二 く
    /      /  ( 〒)\ ヽ
    !  /  /         }   !






619 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:48:24.70 ID:.uirqtAo







       ,. -――‐- ._
     ,. '´ /⌒ヽ /⌒ヽ `ヽ
    /    !  o l_!o   !   ヽ
..  /  ,. ‐へ_,ノ-ヽ__ノ‐、  ヘ
  ,' / ``'''ー-  ゙、_,ノ  -‐''" ヽ  ',  あれが神でないとしても、
  ! l  ̄ ̄_   |   _ ̄ ̄ l  |  まあ……少なくとも
  l l ‐弋´   |   `~フー ! L  神の……従兄弟……
.  ', ',    >-、_ | _,. -'"   / /   ぐらいだ……ろ……
   VV  {   )  ̄      / /   
    ヽ/ `ー'_____,//
    /    /--/⌒ヽ----┘、
    l     /  ヒΤフ  ヽ  \





















         ............_
       /´::::::::::::::ヽ   カチッ
      /::::::::::::::::::::::::::',
      {:::::::::::::::::::::::::::::}───────
      ':::::::::::::::::::::::::::/ 丿丿
       ヽ、_:::::::/






620 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:49:26.95 ID:.uirqtAo





            _ _ __
        ,.  ´ , - 、, -、 `丶、
      /  , -{  ollo }‐- 、 ヽ
     /  /   `ー/⌒V   ヽ. }
     ,′/  ─‐   `T ´ 二  ∨
     ! l  二二   |   ─   ′
    l |     ,.  -┴-、   /
.    l l      `ー─-'   /
     ヽ >──────く
     / ̄ ̄ ̄ラ⌒く ̄  ハ






621 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:51:16.71 ID:.uirqtAo












   、-,.-、  ,--‐─‐- 、.__
   | │ ┌'´:::::::::::::::::::::::::::::::- -、   -.- -
   l l .│::::/∨ヽ::::::::::::::::| │|  │|. .| |
   ヽ │:: >   <:::::::::::::: l | |__ノ / /./
     >│::::::ヽ∧ /::::::::::::::::> _..ノ.ノノ
 ┌-ー''"::::::::::::::::::::::::::::::::::::つ゚。_く
  |::::::::::::::_,.--ー‐--、._::::::::::::::::::│
  `‐----l(●) (●) ヽ-----
      .l    ▼     ..|      …………
      ヽ '┴-'   ,.."      ミラボーさん……?
      / `‐----''  ヽ






622 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:52:47.06 ID:.uirqtAo






       ,. -――‐- ._
     ,. '´ /⌒ヽ /⌒ヽ `ヽ
    /    !  - l_!-   !   ヽ
..  /  ,. ‐へ_,ノ-ヽ__ノ‐、  ヘ
  ,' / ``'''ー-  ゙、_,ノ  -‐''" ヽ  ',
  ! l  ̄ ̄_   |   _ ̄ ̄ l  |
  l l ‐弋´   |   `~フー ! l
.  ', ',    >-、_ | _,. -'"   / /
   VV  {   )  ̄      / /
    ヽ/ `ー'_____,//
    /    /--/⌒ヽ----┘、
    l     /  ヒΤフ  ヽ  \









 ,-,-,,‐, ,┬,  _______  ,┬、 ,-,-,-,
 | || || | | | || ̄            ̄| | | | || | |
 | ! ! !.__} ! !|              | i {__! !! ! |
 ヽ、__ |     <\/>     | ___ノ
      _ヽ.|      > <      |ノ__
  ,-―┴‐┴     </\>    ┴―┴-、
  {    ___________    〉  ……ミラ……ボー……さん……
  `ー―― ゙、  `,ヽ、 ,,. 、/、 " /―――'   
        ゙、,, (●)~   (●)  /
         ヽ   U r―-, U   ノ
       ,,",~',,゙(    `T´    )'゛~゛; ,,
      ,,'' ,    `ー―┴―― '     ヽ,,






623 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:54:13.33 ID:.uirqtAo






       ,. -――‐- ._
     ,. '´ /⌒ヽ /⌒ヽ `ヽ
    /    !  - l_!-   !   ヽ
..  /  ,. ‐へ_,ノ-ヽ__ノ‐、  ヘ
  ,' / ``'''ー-  ゙、_,ノ  -‐''" ヽ  ',
  ! l  ̄ ̄_   |   _ ̄ ̄ l  |   (ルイ……くん……)
  l l ‐弋´   |   `~フー ! l
.  ', ',    >-、_ | _,. -'"   / /
   VV  {   )  ̄      / /
    ヽ/ `ー'_____,//
    /    /--/⌒ヽ----┘、
    l     /  ヒΤフ  ヽ  \






624 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:55:15.47 ID:.uirqtAo





                     \===========,、,、
  い  い .ぼ  思 .楽 き     |ニニニニ./ ̄ ̄ ̄ \ニミ
  つ  つ  く   い  し み     /ニニニ /        \ミ、
  ま  ま  は  出. か と     <───‐|   ル  さ    l、
  で  で  わ  を  .っ の    ヽ───ヽ.  イ  ら   ノミ、
  も  も  す     た        l───/   く. ば   ヽ㍉
 . :      れ           ,  -─‐- 、 !   ん   、   l"´
 . :      な             /        ヽ\  。     /
    。     い            !          l  ー-,  , -‐'´  -‐'"´
        。   , 、       !           l〇  〃´|‐''"´
、            ,.イ_,,」`ー─‐ ヽ         / /      .|_,     -─
| ー───‐- 、/ | .|        {====='´,/       |
|──‐┼─┼ヽ‐┼┤       / ,         l、       |──--
|.     |   |  ._」 !       ◯ヘ   c   ノ l      .|
|    _」 -‐''¨´          /⌒ヽ--‐'`^      `¨''ー 、 _
-‐''¨´              ニ三ゝ__ノ三ニ             `''
                    ニ三三三三ニ





……こうして「プロヴァンスの松明」は燃え尽きた。






625 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:56:12.18 ID:.uirqtAo






            *     ______ *
 ┼                    | テュイルリー |
         *          | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ *
                  ∧*
           *     <⌒> ┼
 *       ┼       /⌒\       *
       _________]皿皿[-∧-∧、
    /三三三三三三∧_/\_|,,|「|,,,|「|ミ^!、
  __| ̄田 ̄田 / ̄ ̄Π . ∩  |'|「|'''|「|||:ll;|    ┼
 /__,|==/\=ハ, ̄ ̄|「| ̄ ̄ ̄ ̄|「| ̄ ̄|
/_| ロ ロ 「 ̄ ̄ ̄ | | 田 |「|  田 田 |「|[[[[|
|ll.|ロ ロ,/| l⌒l.l⌒l.| |    |「|        |「|ミミミミミミ







                |=l      ヾ,ヅ     |=|      
               r、V             Vヘ      
               |ヘl(      、 li r     )lイ|    
                |.ト| `r‐toッ‐ィ_}l_ノr toッ‐ァ゛|ノ|    
              l.ト|  " ̄´":i  ヾ" ゙̄` |ノ|   
            ヾ|ヽ    { |        / |<      ……陛下。
              ノノll |  ', :L.     | lト,ヽ    今朝、ミラボー殿が亡くなりました。
           f⌒>{.ll l|    ヾノ     |l l } <⌒i
          ヽr゙ |l.| ',l   ー‐--一   l/ l.| ゙tノ
            ,r'"ヾ|   ',   ====="  /  リ`ヽ、
        /   |    ',   t=   /   |   \_
__.... -‐''"  ̄     l     ヽ________/    l    /:::::::`:`ァ- ....__






626 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:57:56.64 ID:.uirqtAo






そうか…   ミラボーは天国へ旅立ったのか…               ___
                       __                   |\__ \
                   /  ̄ __\                 \\     \
                    | /,二 ,二Τ                   \\     \
                    |_|__|  /| ヽ|                      \| ̄ ̄ ̄||\
                 (6  `- っ- ´})                        ̄| ̄ ̄||
                   / \`――`ノ                          |   ||
                   ノ /^ /⌒l ~)_)                 l ====l  |    ||\
                  |  `、_^^ ノ  |                  | [    ]  |  |__||
                /__/⌒l |  |               |_||_||__|_     ||\
          XXXXXXX|     |― | | ̄ |_             / ||  ||  /l     ||
      XXXXXXXXXXXX` ― - |  | |     )           /__||_||_//     ||\
    XXXXXXXXXXXXXXXXXX|   ̄)  ̄            └―┬┬―┘     ||
             XXXXXXXX` ― ´                 _| |/7       ||\






627 :1 [saga]:2009/08/24(月) 19:59:10.10 ID:.uirqtAo






                |=l      ヾ,ヅ     |=|      
               r、V             Vヘ      
               |ヘl(      、 li r     )lイ|    
                |.ト| `r‐toッ‐ィ_}l_ノr toッ‐ァ゛|ノ|    
              l.ト|  " ̄´":i  ヾ" ゙̄` |ノ|   
            ヾ|ヽ    { |        / |<      俺は、あいつのことが嫌いだった……。
              ノノll |  ', :L.     | lト,ヽ    だけどよ、あいつの王家を守るという
           f⌒>{.ll l|    ヾノ     |l l } <⌒i   意志だけは、嫌いじゃあなかったぜ……。
          ヽr゙ |l.| ',l   ー‐--一   l/ l.| ゙tノ
            ,r'"ヾ|   ',   ====="  /  リ`ヽ、   だから、王様!
        /   |    ',   t=   /   |   \_    俺は、あいつの忠義に報いたい!
__.... -‐''"  ̄     l     ヽ________/    l    /:::::::`:`ァ- ....__









そうだね…   ミラボーの葬儀は、盛大に行ってやってくれ…     ___
                       __                   |\__ \
                   /  ̄ __\                 \\     \
                    | /,二 ,二Τ                   \\     \
                    |_|__|  /| ヽ|                      \| ̄ ̄ ̄||\
                 (6  `- っ- ´})                        ̄| ̄ ̄||
                   / \`――`ノ                          |   ||
                   ノ /^ /⌒l ~)_)                 l ====l  |    ||\
                  |  `、_^^ ノ  |                  | [    ]  |  |__||
                /__/⌒l |  |               |_||_||__|_     ||\
          XXXXXXX|     |― | | ̄ |_             / ||  ||  /l     ||
      XXXXXXXXXXXX` ― - |  | |     )           /__||_||_//     ||\
    XXXXXXXXXXXXXXXXXX|   ̄)  ̄            └―┬┬―┘     ||
             XXXXXXXX` ― ´                 _| |/7       ||\






628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/24(月) 19:59:21.28 ID:2BH0T72o




……まあ、これからのことを思えば、ベッドで[ピーーー]ただけまだ幸せかもな…




629 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:00:29.37 ID:.uirqtAo






                  ______,,,,,,,,,,,,,,,,______
             ,,,,:::::::゙゙゙゙、-‐‐-、:::::: -‐‐-、゙゙゙゙:::::::,,,,
           ,,::"::::::::::::::/    ヽ/    ヽ:::::::::::::"::,,
          /::::::::::::::::;;;;l    ◎|<    l;;;;::::::::::::::::\
        /:::::::::::: ''"   ヽ.   ,.-‐-、   ノ  "'' ::::::::::::\
       /::::::::::/  ー-、,,,_   ̄´l::::::::::::l` ̄  _,,,、-‐ \:::::::::ヽ
       i':::::,、-‐-、.     `'''‐- `‐-‐' -‐'''´    ,.-‐-、::::::::i,
       i'::::/      ──-----  |  -----──     ヽ:::::::i,
      i':::::{.     -----‐‐‐‐‐  │  ‐‐‐‐‐-----    }::::::::i
     .|:::::i ヽ.,         _____,,,,,,,,|,,,,,,,_____         ,ノ i:::::::|
     .|::::|   `'t‐----‐''''''´         `''''''‐---‐t''´  |::::::i
      i::::i    i                      i    i:::::i'
      .'i:::i    i                      i    i::::i'
  , -‐‐- 、::i,    ヽ.                     /   /::i'
 /     ヽi,    ヽ   /゙゙゙゙゙゙゙"'‐--‐'"゙゙゙゙゙\  /    /:i'
 {      } ヽ     \ /             i/    ./'´
 ヽ     ノ:::::::\     `''‐-、,,,,,,,,,_______,,,,,,,、-‐'´    /
  `'''''''''t":::::::::::::::::\,,,,__               __,,,,,/
       \::::::::::::::/;,,,,,,,,"""'''''''''''''ゝ‐-、''''''''''''''""",,,,,,,}
        \::::::/:::::::::::"""'''''''''''''{===}'''''''''''''""":::::::ヽ
         \:::::::::::::::::::/   `ー゙‐"    \:::::::::::::::\





ミラボーの葬儀はラファイエットの指揮する3万人の大行列が参加。
2万人の国民衛兵の斉射する弔砲は、教会のガラスを割ってしまうほどであった。






630 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:01:57.45 ID:.uirqtAo






            _  -───-   _
            ,  '´           `ヽ
          /                 \
        /                    ヽ
      / __, ィ_,-ァ__,, ,,、  , 、,,__ -ァ-=彡ヘ  ヽ
       ' 「      ´ {ハi′          }  l
      |  |                    |  |
       |  !                        |  |
      | │                   〈   !
      | |/ノ二__‐──ァ   ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ   革命を始めた男より先に、
     /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !  革命を守った男が逝っちまうとはな……
     ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l |  
    | | /ヽ!        |            |ヽ i ! 
    ヽ {  |           !           |ノ  /
     ヽ  |        _   ,、            ! , ′
      \ !         '-゙ ‐ ゙        レ'
        `!                    /
        ヽ     ゙  ̄   ̄ `     / |
            |\      ー ─‐       , ′ !
           |  \             /   |
      _ -‐┤ ゙、 \           /  ! l  |`ーr─-  _
 _ -‐ '"   / |  ゙、   ヽ ____  '´   '│  !  |     ゙''‐- 、,_






631 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:03:11.68 ID:.uirqtAo






 ,-,-,,‐, ,┬,  _______  ,┬、 ,-,-,-,
 | || || | | | || ̄            ̄| | | | || | |
 | ! ! !.__} ! !|              | i {__! !! ! |
 ヽ、__ |     <\/>     | ___ノ
      _ヽ.|      > <      |ノ__
  ,-―┴‐┴     </\>    ┴―┴-、
  {    ___________    〉  シエイエスさん……
  `ー―― ゙、  `,ヽ、 ,,. 、/、 " /―――'   
        ゙、,, (●)~   (●)  /
         ヽ   " r―-, "   ノ
       ,,",~',,゙(    `T´    )'゛~゛; ,,
      ,,'' ,    `ー―┴―― '     ヽ,,







            _  -───-   _
            ,  '´           `ヽ
          /                 \
        /                    ヽ
      / __, ィ_,-ァ__,, ,,、  , 、,,__ -ァ-=彡ヘ  ヽ
       ' 「      ´ {ハi′          }  l
      |  |                    |  |
       |  !                        |  |
      | │                   〈   !
      | |/ノ二__‐──ァ   ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
     /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !  お前は、ミラボーの主治医の……。
     ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l |  
    | | /ヽ!        |            |ヽ i !  何か用かい?
    ヽ {  |           !           |ノ  /
     ヽ  |        _   ,、            ! , ′
      \ !         '-゙ ‐ ゙        レ'
        `!                    /
        ヽ     ゙  ̄   ̄ `     / |
            |\      ー ─‐       , ′ !
           |  \             /   |
      _ -‐┤ ゙、 \           /  ! l  |`ーr─-  _
 _ -‐ '"   / |  ゙、   ヽ ____  '´   '│  !  |     ゙''‐- 、,_






632 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:04:40.86 ID:.uirqtAo






 ,-,-,,‐, ,┬,  _______  ,┬、 ,-,-,-,
 | || || | | | || ̄            ̄| | | | || | |
 | ! ! !.__} ! !|              | i {__! !! ! |
 ヽ、__ |     <\/>     | ___ノ
      _ヽ.|      > <      |ノ__
  ,-―┴‐┴     </\>    ┴―┴-、
  {    ___________    〉  ミラボーさんの遺言です。
  `ー―― ゙、  `,ヽ、 ,,. 、/、 " /―――'   宮廷との仲介役をあなたにお願いしたい。
        ゙、,, (●)~   (●)  /
         ヽ   " r―-, "   ノ
       ,,",~',,゙(    `T´    )'゛~゛; ,,
      ,,'' ,    `ー―┴―― '     ヽ,,








            _  -───-   _
            ,  '´           `ヽ
          /                 \
        /                    ヽ
      / __, ィ_,-ァ__,, ,,、  , 、,,__ -ァ-=彡ヘ  ヽ
       ' 「      ´ {ハi′          }  l
      |  |                    |  |
       |  !                        |  |
      | │                   〈   !
      | |/ノ二__‐──ァ   ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
     /⌒!|  =彳o。ト ̄ヽ     '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !  俺が…………
     ! ハ!|  ー─ '  i  !    `'   '' "   ||ヽ l |  ……いや、わかった。引き受けよう。
    | | /ヽ!        |            |ヽ i !  
    ヽ {  |           !           |ノ  /   事は急ぐ。
     ヽ  |        _   ,、            ! , ′  国王が馬鹿なことを考える前に、
      \ !         '-゙ ‐ ゙        レ'    革命との妥協を勧めないとな。
        `!                    /
        ヽ     ゙  ̄   ̄ `     / |
            |\      ー ─‐       , ′ !
           |  \             /   |
      _ -‐┤ ゙、 \           /  ! l  |`ーr─-  _
 _ -‐ '"   / |  ゙、   ヽ ____  '´   '│  !  |     ゙''‐- 、,_






633 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:05:59.87 ID:.uirqtAo






       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  /  o゚⌒   ⌒゚o  \   ミラボーさん……
  |     (__人__)    |   ミラボーさんは、みんなの心の中に……
  \     ` ⌒´     /   ぐすっ……生きているお!







            / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( ー)(ー)  ……だけどよ。
          | U   (__人__)   ミラボーさんは、
             |     ` ⌒´ノ   宮廷と裏取引をしていたって噂だ。
              |         }   
              ヽ        }   革命家としては、もう……。
            ヽ、.,__ __ノ   
   _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、






634 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:07:17.45 ID:.uirqtAo






                   γ ⌒⌒ヽ
   / ̄ ̄\           ( ( ヽ ) ノ な、何を言っているんだお!
 /_ノ     \     (⌒) 三  ノ 从 ゝ   そんな噂は、ミラボーさんを侮辱だお!!
 ( ●)( ●)  ヽ   三/ | ニ  ____     (⌒)    
. | (__人__) u  }   |  |   /\  / ) し / |  ミ   
  | ` ⌒´    ノ   !   、 /(○ )::(○ )⌒\/ | ミ      
.  |         }    \./:::::::(_人_)::::::::  i'   |
.  ヽ        }      |     )ww)     |  |
   ヽ     ノ   ヘ   \    `ー"      ノ
   /    く 、_/っ/      \ .    .   \
   |     \--一''           \
    |    |ヽ、二⌒)、          \







635 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:08:42.94 ID:.uirqtAo






   ./::/::::::::/:::l:li:::::::::l:::::l::::l::::::l::::::::l::::::::::::l:ヽ::::::::l:::l::',
  /:::::::::::::::|::::|:::l:::::::::l:::l::::l、:::::::l:::::::::::::::l::::|、:l:::::::::l:::l::l
  .l::l:::l:::l::::::l:::::|:::::l、::::::::l:::l::::::::::::l:::::::::::::::l:::|、::l:::::::::l::i:::|
  l::::::l::::l:::::l::l::::l、::::l:、ヽl::lヽ::::::::::::l::::::::::::::l:::|:::::l::::::::|::i|:|   
  |l:::::l:i:l:l::::ト:::ヽ:l`ヽ、://::::::ヽ::::::::l:::::::::l:l::l::|::::::l::::::::!:::i:|  
  |トl:::::il l、::ilヽ、:::l-‐,..-ュォ-、:::ヽ:::i|:::|:::l::l:lll|ヽ:::l:::l::::::::l:|  
  | ヽ::::il kァ、 、` - ' `‐'′ /ハl:::l:::l::l:::|::l|  l:::::::l::::::ト|.  
  ヽ ヽ、i `7     ´   //  |ト:::l/l::::::|  }:::::::l::::i| |   いや、それは嘘じゃないよ。
   ヽ  .l/            ||:/ .ヽ::l _ノl:::::::l::::i| `   ミラボーは、民衆を欺き、
      ヽ、 -          l   〉l、|:::::|i::::::l::::|    王家に擦り寄っていた。
       ヽ`                /   .li:::lト:l::::l:l|    彼の動きを見ていれば一目瞭然だ。
        ヽ ‐、ニ= ‐      /    lヽl-ヽl::l|
         ヽ ー       /  ,. r '´    ヽ、
             l、    ,.  '" ,.  '´        ヽ
          ロベスピエール





636 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:09:55.11 ID:.uirqtAo






            / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( ●)(●)  ……ロベスピエールさん。
          |     (__人__)  
             |     ` ⌒´ノ   やっぱり、そうなんですか。
              |         }   
              ヽ        }   
            ヽ、.,__ __ノ   
   _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、







   ./::/::::::::/:::l:li:::::::::l:::::l::::l::::::l::::::::l::::::::::::l:ヽ::::::::l:::l::',
  /:::::::::::::::|::::|:::l:::::::::l:::l::::l、:::::::l:::::::::::::::l::::|、:l:::::::::l:::l::l
  .l::l:::l:::l::::::l:::::|:::::l、::::::::l:::l::::::::::::l:::::::::::::::l:::|、::l:::::::::l::i:::|
  l::::::l::::l:::::l::l::::l、::::l:、ヽl::lヽ::::::::::::l::::::::::::::l:::|:::::l::::::::|::i|:|   
  |l:::::l:i:l:l::::ト:::ヽ:l`ヽ、://::::::ヽ::::::::l:::::::::l:l::l::|::::::l::::::::!:::i:|  
  |トl:::::il l、::ilヽ、:::l-‐,..-ュォ-、:::ヽ:::i|:::|:::l::l:lll|ヽ:::l:::l::::::::l:|  
  | ヽ::::il kァ、 、` - ' `‐'′ /ハl:::l:::l::l:::|::l|  l:::::::l::::::ト|.   彼は偉大だった……。
  ヽ ヽ、i `7     ´   //  |ト:::l/l::::::|  }:::::::l::::i| |   
   ヽ  .l/            ||:/ .ヽ::l _ノl:::::::l::::i| `   だけど、革命の結果を
      ヽ、 -          l   〉l、|:::::|i::::::l::::|    人民の手に渡すことを
       ヽ`                /   .li:::lト:l::::l:l|    恐れていた。
        ヽ ‐、ニ= ‐      /    lヽl-ヽl::l|    そう……。彼は革命の行く末を
         ヽ ー       /  ,. r '´    ヽ、    恐れていたんだよ。
             l、    ,.  '" ,.  '´        ヽ






637 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:11:39.78 ID:.uirqtAo





       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  /  ((●)) ((●))  \  そ、そんな……
  |     (__人__)  u |  ミラボーさんが……。
  \     ` ⌒´     /






638 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:13:04.76 ID:.uirqtAo






/:./::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ:.:.:.::.:.:.:.ヽ        /  .\
:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ::::::.:.:.::::',      /     .',
 l  ..:.:.:.:.:::.:.:.:.:.:.:.::.:.:|ヽ、::::ト、l     /       .l
:.:.!:.:.:.:.:.:!:.:.ト、{:::.::.:.:.::ハrfア|::::!}メ´ ̄`丶!        |
ヽl.:.!:.:.:.:!_N__ト、ト::N以' ノ|:ハ     |         ,'
 ヽ!::::{:ヽK上少 ヽ、   /  j     !        /      ヤルオ!
 ハト、::!:ヽヽ   r‐‐‐1 /  !        !      /       残念ながら事実は事実だ!
. {  ヽヽ `ヽ、 弋__ノ,.'  .::|:. :::. /ノ     /
 ヽ    | {ヽ_`_7   ::::!:::.{:::://{      イー‐.、      オレは今までも「人民の友」で
.  \__  `ー―‐〃    :::!::::∨   ヽ   ノノ   └ 、    ミラボーの背信を訴えてきた!
   /  L    ノ       ヽノ       ,イ   ./  1
  ノ  ./ヽ     r―― ' ´       Y    /    イ、   死んだからといって、その手は
f´   {   .\    {     _ - 、    \__.ノ  /  }    緩めないぜ!
    ヽ.    \  `ー‐‐'´    `ー '´`ヽ \__/   ノ
          マラー





       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  /  ((●)) ((●))  \  マ、マラーさん……!?
  |     (__人__)  u |  ま、待つお! 事実だとしても、
  \     ` ⌒´     /  そんな死体に鞭打つような真似は止めるお……






639 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:14:00.68 ID:.uirqtAo






   ./::/::::::::/:::l:li:::::::::l:::::l::::l::::::l::::::::l::::::::::::l:ヽ::::::::l:::l::',
  /:::::::::::::::|::::|:::l:::::::::l:::l::::l、:::::::l:::::::::::::::l::::|、:l:::::::::l:::l::l
  .l::l:::l:::l::::::l:::::|:::::l、::::::::l:::l::::::::::::l:::::::::::::::l:::|、::l:::::::::l::i:::|
  l::::::l::::l:::::l::l::::l、::::l:、ヽl::lヽ::::::::::::l::::::::::::::l:::|:::::l::::::::|::i|:|   
  |l:::::l:i:l:l::::ト:::ヽ:l`ヽ、://::::::ヽ::::::::l:::::::::l:l::l::|::::::l::::::::!:::i:|  
  |トl:::::il l、::ilヽ、:::l-‐,..-ュォ-、:::ヽ:::i|:::|:::l::l:lll|ヽ:::l:::l::::::::l:|  
  | ヽ::::il kァ、 、` - ' `‐'′ /ハl:::l:::l::l:::|::l|  l:::::::l::::::ト|.   確かに……。
  ヽ ヽ、i `7     ´   //  |ト:::l/l::::::|  }:::::::l::::i| |   
   ヽ  .l/            ||:/ .ヽ::l _ノl:::::::l::::i| `   背信行為を行っていたとはいえ、
      ヽ、 -          l   〉l、|:::::|i::::::l::::|    まだ、パリ市民は、そのことを知らない。
       ヽ`                /   .li:::lト:l::::l:l|    
        ヽ ‐、ニ= ‐      /    lヽl-ヽl::l|    ボクは、そっとしておくのが妥当だと思うよ。
         ヽ ー       /  ,. r '´    ヽ、    ミラボーだけではなく、キミにとってもね。
             l、    ,.  '" ,.  '´        ヽ







                     /:::::::/::::::::::::::/:::::/::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::ハ::ヘ
             /⌒ヽ   ,':::::::/::::::::::::::/::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::|::::|::::::::::::ハ::::',
          |   .}   !::::,イ::::::::::::::/:/::::/:::::::::::::::::::::::::::::::,'::::|::::::::::::::::!::::|
         ノ    ,'   |:::/.|::::::::/::::l、l:::/|/|::::::::::::::::::l::l::::/::::::|:::::::::::::::::|::::|
        / , -‐く   |/ |:::::::{::::::l/lヘ  |::::::::::::::://::/ |:::::,'::::::::::::::::::|:::|
      , -‐ '´     \    l::::::ハ:::::| ‐-、\!:::::::::::/__!/_l_:/_::::::::::::::::::|/
       /     _    \  ヽ::|::lヽ:|   ` Ⅵ:::/´ ィぅZマく|:::::::::::::::/::,'    何を弱気になっているんだ!!
    /  -ニ_´__`ヽ,    }   ヽN`:ト!      !∨   `ヾン '|/::::::::::/::/     人民のために口先で戦わなきゃ、
    i          ̄ヽ、./     |:::|     ノ       /::::::::::/;|/      マラーの名が廃るぜ!
   ノ   、___   `〈 ̄`ヽ  Vト、  、_`  __,  ∠...イ:::// ′     
   !        `ヽ、 / ヽ  ヽ ̄ ̄ ̄イ、:.:.: ̄:.:.:.}  /-'l;イ:/        今すぐ「人民の友」で中傷三昧だ!
   ,'   ____    Y  ヘ    \  /| ` ー‐_'.. ィ´:::::/l/         
.  /        `ヽ、_.ノ     ヘ    ヽ'  |` ー‐ ´  /イ:/







640 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:15:26.54 ID:.uirqtAo






       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  /  ((●)) ((●))  \  マ、マラーさん――!?
  |     (__人__)  u |  行ってしまったお……。
  \     ` ⌒´     /  大丈夫なのかお?







   ./::/::::::::/:::l:li:::::::::l:::::l::::l::::::l::::::::l::::::::::::l:ヽ::::::::l:::l::',
  /:::::::::::::::|::::|:::l:::::::::l:::l::::l、:::::::l:::::::::::::::l::::|、:l:::::::::l:::l::l
  .l::l:::l:::l::::::l:::::|:::::l、::::::::l:::l::::::::::::l:::::::::::::::l:::|、::l:::::::::l::i:::|
  l::::::l::::l:::::l::l::::l、::::l:、ヽl::lヽ::::::::::::l::::::::::::::l:::|:::::l::::::::|::i|:|   
  |l:::::l:i:l:l::::ト:::ヽ:l`ヽ、://::::::ヽ::::::::l:::::::::l:l::l::|::::::l::::::::!:::i:|  
  |トl:::::il l、::ilヽ、:::l-‐,..-ュォ-、:::ヽ:::i|:::|:::l::l:lll|ヽ:::l:::l::::::::l:|  
  | ヽ::::il kァ、 、` - ' `‐'′ /ハl:::l:::l::l:::|::l|  l:::::::l::::::ト|.   マラーは……ちょっと暴走しすぎる。
  ヽ ヽ、i `7     ´   //  |ト:::l/l::::::|  }:::::::l::::i| |   
   ヽ  .l/            ||:/ .ヽ::l _ノl:::::::l::::i| `   それが、彼の命取りにならなければ……
      ヽ、 -          l   〉l、|:::::|i::::::l::::|    
       ヽ`                /   .li:::lト:l::::l:l|    
        ヽ ‐、ニ= ‐      /    lヽl-ヽl::l|    
         ヽ ー       /  ,. r '´    ヽ、    
             l、    ,.  '" ,.  '´        ヽ






641 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:16:38.80 ID:.uirqtAo






                  ____
                 ,  ´       `   、
             /              \
            /                \
              /                   ヽ
          /   /   / /           |  ∧
            '    l    / /,  -―    / /|  ∧
.           |   l |  |´/        ィ ,.l||| ∧
.           |   l |  K_  、―‐'´//|||| | トヽ
.           |    ヽ.|  | 沁tx、\‐ 彡 ´_/イ/||v|
.           |      \ V弋z^ヽヽ l  ィケアテへ,' ,' ハ|
.           |       ト\__,rッ={i≦ィ/`ソ./l/ ノ
.           || |   |   |  `      ゝ=/=イl//    無駄だ。
.           || |   |  |      ´/ /  {
.           リ |   | |  l、   ¨二 ` /  |      マラー……
          `ヽ  | |  |、> .   イ | | |      彼はあまりにも独善的。
               /\| |  ヽ\ 厂\{ { | |
            /\ ヽ|、 l | 〈| |    \  | l.|      理路整然としておきながら、
       _  ´     \ 丶N 八ト、    /lVl N      民衆の蜂起を容認しすぎている。
       /          \  ∧└、ヽ. ムト l /       あれは問題だよ。
.     /           ヽヘ ∧ l V 〉 ヽl' ー 、
.   /                 V∧ L..j∧ヘ    \





642 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:18:14.55 ID:.uirqtAo






            / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( ●)(●)  
          |     (__人__)  
             |     ` ⌒´ノ   ……あ、サン=ジュストくん。
              |         }   
              ヽ        }   
            ヽ、.,__ __ノ   
   _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、






                  ____
                 ,  ´       `   、
             /              \
            /                \
              /                   ヽ
          /   /   / /           |  ∧
            '    l    / /,  -―    / /|  ∧
.           |   l |  |´/        ィ ,.l||| ∧
.           |   l |  K_  、―‐'´//|||| | トヽ
.           |    ヽ.|  | 沁tx、\‐ 彡 ´_/イ/||v|
.           |      \ V弋z^ヽヽ l  ィケアテへ,' ,' ハ|
.           |       ト\__,rッ={i≦ィ/`ソ./l/ ノ
.           || |   |   |  `      ゝ=/=イl//
.           || |   |  |      ´/ /  {
.           リ |   | |  l、   ¨二 ` /  |
          `ヽ  | |  |、> .   イ | | | 
               /\| |  ヽ\ 厂\{ { | |
            /\ ヽ|、 l | 〈| |    \  | l.| 
       _  ´     \ 丶N 八ト、    /lVl N
       /          \  ∧└、ヽ. ムト l /
.     /           ヽヘ ∧ l V 〉 ヽl' ー 、
.   /                 V∧ L..j∧ヘ    \
  /                ヽ. ヽ`ヽ.∧ヘ
. /   /               \\ V∧ヘ




ルイ・アントワーヌ・ド・サン=ジュスト(1767年 - 1794年)




実家はドシーズの下級貴族で、高齢の父と若い母の間にようやく生まれた子供であった。
貧しさから伯父に預けられ、10歳の時、伯父の死をきっかけに両親と住むが、ほどなくして父を失う。
ランス大学法学部で1年を経たずして法学士の学士号を取得する優秀な人物であったが、
結婚を約束した恋人 ルイズ=テレーズ・ジュレの裏切りに多大なショックを受け、
1789年5月、淫猥な風刺詩篇「オルガン」を地下出版し、逃亡生活を余儀なくされる。
しかし、革命勃発が彼の罪を不追としたことで、彼は革命の志士として生まれ変わり、
やがて、冷徹な革命活動を行いロベスピエールの片腕となる。





643 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:19:35.19 ID:.uirqtAo






                  ____
                 ,  ´       `   、
             /              \
            /                \
              /                   ヽ
          /   /   / /           |  ∧
            '    l    / /,  -―    / /|  ∧
.           |   l |  |´/        ィ ,.l||| ∧
.           |   l |  K_  、―‐'´//|||| | トヽ
.           |    ヽ.|  | 沁tx、\‐ 彡 ´_/イ/||v|
.           |      \ V弋z^ヽヽ l  ィケアテへ,' ,' ハ|
.           |       ト\__,rッ={i≦ィ/`ソ./l/ ノ
.           || |   |   |  `      ゝ=/=イl//    人類の変革を誘発するこの革命は、
.           || |   |  |      ´/ /  {      蜂起を煽るような情熱だけで行われるべきではない!
.           リ |   | |  l、   ¨二 ` /  |
          `ヽ  | |  |、> .   イ | | |      革命に相応しい人間――
               /\| |  ヽ\ 厂\{ { | |      清廉潔白にして、雄弁ではなく理論を武器に
            /\ ヽ|、 l | 〈| |    \  | l.|      人民の理想をかなえる意志が必要なのだ!
       _  ´     \ 丶N 八ト、    /lVl N
       /          \  ∧└、ヽ. ムト l /
.     /           ヽヘ ∧ l V 〉 ヽl' ー 、
.   /                 V∧ L..j∧ヘ    \
  /                ヽ. ヽ`ヽ.∧ヘ
. /   /               \\ V∧ヘ






644 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:20:37.65 ID:.uirqtAo






       ____
     /⌒  ー、\
   /( ●)  (●)\    ヤ、ヤラナイオ……
  /::::::⌒(__人__)⌒:::::\   こ、この美しい人は誰だお?
  |     |r┬-/ ' u  |  
  \      `ー'´     /








            / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( ●)(●)  
          |     (__人__)   ……あ?
             |     ` ⌒´ノ   ジャコバン・クラブの新鋭、
              |         }    サン=ジュストくんだ。
              ヽ        }    この人にはロベスピエールさんも
            ヽ、.,__ __ノ    一目置いているんだぜ。
   _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、






645 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:21:43.70 ID:.uirqtAo






          ____         _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
       /_ノ  ヽ、_\      ( ぜ、絶世の美女だお……
.     / (● ) (● )\   (  こんな人まで革命にかかわっているのかお!
    ///////(__人__)///\   ◯ ここは、ヤルオがアプローチしないといけないお!
    |              | 。O   ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄
     \           /
    ノ            \
  /´               ヽ
 |    l              \
 ヽ    -一''''''






646 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:22:35.45 ID:.uirqtAo






       ____
      /_ノ::'::::ヽ_\
    / <ー>::::::<ー>\   サン=ジュストさん、サン=ジュストさん。
   / ///(__人__)/// \  ボクはヤラナイオの友達でヤルオっていうお。
   |     |r┬-|      |  よ、よろしくだお。
   \     ` ー'´    /







        / ̄ ̄ ̄\
        /        \
     /   ::::\::::/::::  ヽ
      |   (●):::::(●)  |
     \   (__人__) __,/
     /   ` ⌒´   \
   _/((┃))______i | キュッキュッ
.. / /ヽ,,⌒)  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(,,ノ \
/  /_________ヽ..  \
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄





         ____
        /::\::::/::\
       / (●)  (●) \ 
     /:::///(__人__)///::::ヽ
      |     |r┬-|    |  
.      \_   `ー'´   _,/
      /            \     
      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |  トン
   _(,,)  付き合って! (,,)_
  /  |             |  \
/    |_________|   \













647 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:23:47.68 ID:.uirqtAo







            / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( 〇)(〇)  
          | U   (__人__)   ――――!?
             |     ` ⌒´ノ   
              |         }   
              ヽ        }    
            ヽ、.,__ __ノ   
   _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、







               /::::::::::::::::::::::::_::::::::::::;xヘ:::::::::::::..、
              /::::::::::::::::;:::::::/::::::::/::::::::::!::::::::::::::ヽ
             /::::::::::::::::/::/:::::::::/::::::::::::::::}::::、::::ヘ::::ヘ
             .i:::::::::::/::/;イ:::::::::/:::::::::::::::ノ::∧:::ヘ:::i::ヘ::::ヘ
             l:::::::::::l:::l/:::::::/:::::::::::::::; /::/ V::::l:::l::::l:::::::i
             |!:::::::::|:/:::/::::::::_:: - '´,.イ/   ヽ:|:::!:::|::::::::l
             |!:::::::l::!|::ムr‐'=z-x.._,ィイ ,.....z‐'''"リ!:j:::|::::::|l:|
             |ヘ:::::ヘ:V´、で妁ミくヽ  /´x'iチ妁'7'|:::/:::::リ |!
             |:::ヘ::::::::ヘ ` ̄   ,レ勹i{,  ` ̄ノ ノ/::::::/./   …………
             |:::::::ゝ、:::::ゝ、..ノ _ノ'   ! ヽ_  ...ィ///イ    ……ヤラナイオくん。
             .!:::|:::|::::::|`ヽ     r /   `  /リ}:::/:::|
             !::|:::|::::::ヘ      __ _      {//:|::|::|::|    なんだ、この俗物は。
             |::|:::|::::::|_:ヽ     ´ ‐ `   .イ´|::|::|::|::|    彼は、ボクが男だとわからないのかい?
             |::|:::|::::::|:|:::::|ヽ        イ:|:::::|::|::|::|::|
             .!:|:::|::::::|:|::r:t.._ ` 、__ イ  |、|_::ノイ:|::|::|
              !:|::::::::::|:|::!:.:.:.:`¨:.:.:.:TT:::::¨´::|´:.:.:.:|::|::::::!
              |::!:::i::l::|::|:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|::|:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:|::|::::::|
              t::|:::!::!::!:V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|::|:.:.:.:.:.:.:ri:.:.:.:|::|:::::ノ
       __,.......-―:::ニゝ:|::|::|:::|:.`:.:.:.、:.:.:.:|::|:.:.:.:;r::::::ヽ:j::j:::/ニ:_―-.......__
  __,.....‐::ニ´-‐:.:.:.:. ̄:.:.:.:.:.:.:`ヽ、!::ヽ:.:.:`¨''=}:}:.:.´:.:.:.:.:.:.|/ <:.:.:.:.:.:.:.:.`:.:.:.:.‐:`:::::‐-....






648 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:25:46.54 ID:.uirqtAo






      / ̄ ̄ ̄\
    / ─    ─ \
   /  (○)  (○)  \.   
   |    (__人__)    |
   \    ` ⌒´    /
   /              \







      / ̄ ̄ ̄\
    / ─    ─ \     ……冗談だお。
   /  (○)  (○)  \.    こんなに美人なのに男の子のはずがないお。
   | U   (__人__)    |   おひんひんなんて付いていないんだお……!
   \     ` ⌒´    /
   /              \






649 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:27:37.69 ID:.uirqtAo






               /::::::::::::::::::::::::_::::::::::::;xヘ:::::::::::::..、
              /::::::::::::::::;:::::::/::::::::/::::::::::!::::::::::::::ヽ
             /::::::::::::::::/::/:::::::::/::::::::::::::::}::::、::::ヘ::::ヘ
             .i:::::::::::/::/;イ:::::::::/:::::::::::::::ノ::∧:::ヘ:::i::ヘ::::ヘ
             l:::::::::::l:::l/:::::::/:::::::::::::::; /::/ V::::l:::l::::l:::::::i
             |!:::::::::|:/:::/::::::::_:: - '´,.イ/   ヽ:|:::!:::|::::::::l
             |!:::::::l::!|::ムr‐'=z-x.._,ィイ ,.....z‐'''"リ!:j:::|::::::|l:|
             |ヘ:::::ヘ:V´、で妁ミくヽ  /´x'iチ妁'7'|:::/:::::リ |!
             |:::ヘ::::::::ヘ ` ̄   ,レ勹i{,  ` ̄ノ ノ/::::::/./
             |:::::::ゝ、:::::ゝ、..ノ _ノ'   ! ヽ_  ...ィ///イ     残念だが、ボクは男だ。
             .!:::|:::|::::::|`ヽ     r /   `  /リ}:::/:::|     なあ、ヤラナイオくん?
             !::|:::|::::::ヘ      __ _      {//:|::|::|::|
             |::|:::|::::::|_:ヽ     ´ ‐ `   .イ´|::|::|::|::|
             |::|:::|::::::|:|:::::|ヽ        イ:|:::::|::|::|::|::|
             .!:|:::|::::::|:|::r:t.._ ` 、__ イ  |、|_::ノイ:|::|::|
              !:|::::::::::|:|::!:.:.:.:`¨:.:.:.:TT:::::¨´::|´:.:.:.:|::|::::::!
              |::!:::i::l::|::|:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|::|:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:|::|::::::|
              t::|:::!::!::!:V:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|::|:.:.:.:.:.:.:ri:.:.:.:|::|:::::ノ
       __,.......-―:::ニゝ:|::|::|:::|:.`:.:.:.、:.:.:.:|::|:.:.:.:;r::::::ヽ:j::j:::/ニ:_―-.......__
  __,.....‐::ニ´-‐:.:.:.:. ̄:.:.:.:.:.:.:`ヽ、!::ヽ:.:.:`¨''=}:}:.:.´:.:.:.:.:.:.|/ <:.:.:.:.:.:.:.:.`:.:.:.:.‐:`:::::‐-....






650 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:29:04.91 ID:.uirqtAo






            / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( 〇)(〇)  
          | U   (__人__)   この馬鹿野郎!
             |     ` ⌒´ノ   
              |         }    こんなんだから、女にモテないんだよ!
              ヽ        }    確かにサン=ジュストくんは口紅つけてるけど、
            ヽ、.,__ __ノ    れっきとした男なんだぞ!!
   _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、






         ____
       /::::::::::  u\
      /:::::::::⌒ 三. ⌒\  
    /:::::::::: ( ○)三(○)\ 
    |::::::::::::::::⌒(__人__)⌒  |  そ、そんな……
     \::::::::::   ` ⌒´   ,/






651 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:29:56.89 ID:.uirqtAo






            / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( ー)(ー)  ……それにな。
          | U   (__人__)   サン=ジュストくんは、
             |     ` ⌒´ノ   お前の好きなエロ同人
              |         }   「オルガン」の作者なんだぞ。
              ヽ        }   
            ヽ、.,__ __ノ   
   _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、








         ___
        /⌒  ⌒\         ━━┓┃┃
       /(  ̄)  (_)\         ┃   ━━━━━━━━
     /::::::⌒(__人__)⌒:::: \         ┃               ┃┃┃
    |    ゝ'゚     ≦ 三 ゚。 ゚                       ┛
    \   。≧       三 ==-
        -ァ,        ≧=- 。
          イレ,、       >三  。゚ ・ ゚
        ≦`Vヾ       ヾ ≧
        。゚ /。・イハ 、、    `ミ 。 ゚ 。







652 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:30:53.17 ID:.uirqtAo






           /: : : : :/: : : : : ://: : : : : : : : : : : : :\
          ,' : : | : ': : : :///: : : _: : -―: : : : ヽ: ヽ\
             ': : : :|: :|: : : l´/: : : /: : : : : : :/ : : }: : :\
         / :l : : l: :l: : : l´ニニニ: :-: : : : :/: : :/ / : l: :
         /: :l: : : :ヽl: : : |二_:―――: : ´: : /: /: : :|: :
        /:/: l: : : : : ゝ: :l:|ヤッ≧==、―‐ァ:/: :イ : : /: :
.        / / /: l : : : : : : ヽトト弐  jトヽ=彡'_ ,r≦メ: : / l: :
      /:イ / : |: : :l: : : : : : :ゝ-  -=テ¬元ソ/: ∨:/l /
.     |:l l: |:l: :|:l: : |: : : : : : : :\---‐ ⌒i{ 彡 : : /l///    エロ同人などと無粋な呼び方はしないでくれたまえ。
.     l|l l: |:l: :| l: : | : : : : : : : ヽ ヽ、 、  冫メ --彳´/´     あれは、エロティック風刺詩篇だ!
.     'リ l: |:l: :| l: : ヽ: : :ヽ: : : : :vl-`、、´/: : : : :l|    
       _∧l」 -ゝ……―- 、: :i: :lリ` ィヽ : : : : : l l'\
    /. ´  ______`" ‐<lム: l : : : : l|:|
.   /l/  /         `  、 \>: : :/: :l.l:|
. / /  /                \ \/l //ノ'





なお、その内容は政治風刺が散らばれているが、初恋の女性ルイズに対する屈折した想いから、
可憐な女性が尼僧院で強姦され、さらには半獣人などに獣姦され続けるという、
イギリスのフェミニスト団体が問題に上げるようなものだった。






653 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:31:56.53 ID:.uirqtAo






            ___     ________
     ____,../     \   | |          |  ヤルオの恋は終わったお……
    ノ   /           \ | |          |  エロ同人作家に告白して終わったお……、
  /   /               | |          |  
 |     |::..           ...::::| |          |  しかも、相手は男だったお……
 ヽ    -一ー_~、⌒)^),-、;;;;;:::/| |_________|   欝だ……死ぬお……
  ヽ ____,ノγ⌒ヽ)ニニ- ̄   | |  |







654 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:33:29.35 ID:.uirqtAo






            /   _ , , ,、__    \
           /―-= '  //l ハヘ `ー==   ヽ
           //;'´    i/ l.l ヽヘ   `ヽ、  ヽ
          i' /     !  l   ヽ     \  l
          l '/ ---、ヽ、 ヽ /   , __  ヾミ l
          l l -''¨`ヽ_ \,  i_/ , --- i  .l
         .r=ゞ=<て;ヽ`      ' 7¨ヽ\_,, i` /   ハハハッ!
         i ' `i}  ヽ 二ノ i   \¨`´ 彡  l /,、`I   ミラボーのタヌキの葬式に来てみれば、
         { i l       l          |/  |  面白いものを見せてもらったよ。
         ヽ、 i       l          l ノ ノ  
          丶-       `         l_ ノ    災難だったな、ヤルオくん!
            i   r 、_____ヽ   il
            ヽ    `ー――-'    /l
             l \     ̄¨    , - ' l
             l  ヽ、____ ノ    ト、
           / ヽ           , ・´  l
          /   ヽ 、     , ・´    ヽ
        ィ       ` ┐r '          >、
    , ・ ´ ` 、     /~ `'ヽ       /  丶、
, ・ ¨        、   /|    |ヽ、     /     ` ー-
                ダントン






       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  /  ((●)) ((●))  \  ダ、ダントンさん……!?
  |     (__人__)  u |  恥ずかしいところをみられたお……。
  \     ` ⌒´     /






655 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:34:38.51 ID:.uirqtAo






             _ -―……―- _
.         .  ´          ` 、
      /                \
.     /       /        、  ヽ
.      /        / //    /  ヽ ∧
    /         /'´/  /  /  . | ∨ ∧
.    ′    .  //  /   /  | |  |   ',
    |   /  /  l'  /   // . // . /| ||
    |  ' ' | | |//   // / ィ /| /┤ ||
    |//  | | |/ /∠、 彡 ´///∠イ l, V
    l//  / | | |/代汀ヘ≧='彡ィfjアノ/ .イv |
    | l  / | ト l|`{  ̄   ´}__,_{ ̄イイ l| ,l |
    | | ′| ∨ゝゝ    rソ⌒V` / イ|l|/  ダントン……!
    l || | ヘヘ\   ̄  - / イ /l/l/ノ
    `l|| {   ヘヽ   ,. __¬/| | |/ ノ
    | | |  ヘ ||ヽl> .   / |!||
    | | |   ∧∧ヘ \/  ̄l   | lヽ|
     ゝv∨  ∧ ヘヘ ∧  |   | | ト
     Vv V  ∧ トヽ{   |   | | /






656 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:36:02.61 ID:.uirqtAo






        /        ヽ、  '   _ .. _    ハ
        /  _ ... -=、- .., - ヘ- '' '‐¨ ヽ、 丶、. '.
       i   _,,-ニ.    / ィ l\ヽ     、ー` ヽ丶 i
       l    /    // l l  ヽヽ    _\  ヽ l
       l //_     l/ヽヽ l 〃ヘ,ィ -_''Z..__ヾ、i  l
       V ' /  、‐- ...ゝ、 _ ヽ  /-''__    i l ' ヘ
        V  'i _Z -‐‐_ニ ‐`  ´ '¨{:::::リ¨> =l l/  '.   しかし、友達のいないお前に、
        ヽ,、!、  /弋:::リ `    ` ヽ  ̄    l/ 〉 !    こんな美男子の友達になるとはな……。
         トヽ'. " ` '''´ '´  l      ̄    l / /
         .l ヾ    ̄     l          .l   /    俺かデムーランくらいかと思ったが、
          ヽ ヘ        l  ,,        lー '     なかなか頑張っているじゃないか。
           ヽ_'、       `    __ ヽ,   イ      しかし、デムーランの結婚式は面白かったな。
             ヽ   r _.. .. -‐‐ '' ¨   ' / l 、      お前が立会人なんて笑い話として語り継がれるぞ。
              ヽ      -‐ '''   ,ノ  ,! ヽ`丶、
              /iー 、        ノ  /  ヘ   ` ー
             / .、  `丶.... -- '' ,, ''     〉
           /    \    ,, - ''        /.i
        ,, - '' ヽ.     ` y ''           / l
    ,, -''       \  / `ヽ         /  l
  - ''/ /          ヽ /    .ヘ       /








   ./::/::::::::/:::l:li:::::::::l:::::l::::l::::::l::::::::l::::::::::::l:ヽ::::::::l:::l::',
  /:::::::::::::::|::::|:::l:::::::::l:::l::::l、:::::::l:::::::::::::::l::::|、:l:::::::::l:::l::l
  .l::l:::l:::l::::::l:::::|:::::l、::::::::l:::l::::::::::::l:::::::::::::::l:::|、::l:::::::::l::i:::|
  l::::::l::::l:::::l::l::::l、::::l:、ヽl::lヽ::::::::::::l::::::::::::::l:::|:::::l::::::::|::i|:|   
  |l:::::l:i:l:l::::ト:::ヽ:l`ヽ、://::::::ヽ::::::::l:::::::::l:l::l::|::::::l::::::::!:::i:|  
  |トl:::::il l、::ilヽ、:::l-‐,..-ュォ-、:::ヽ:::i|:::|:::l::l:lll|ヽ:::l:::l::::::::l:|  
  | ヽ::::il kァ、 、` - ' `‐'′ /ハl:::l:::l::l:::|::l|  l:::::::l::::::ト|.    ダントン……。
  ヽ ヽ、i `7     ´   //  |ト:::l/l::::::|  }:::::::l::::i| |   
   ヽ  .l/            ||:/ .ヽ::l _ノl:::::::l::::i| `   ボクの友達は信頼に値する人物だけで十分だ。
      ヽ、 -          l   〉l、|:::::|i::::::l::::|    その数少ない友人にキミも入っているんだけどね。
       ヽ`                /   .li:::lト:l::::l:l|    
        ヽ ‐、ニ= ‐      /    lヽl-ヽl::l|    
         ヽ ー       /  ,. r '´    ヽ、    
             l、    ,.  '" ,.  '´        ヽ






657 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:37:18.25 ID:.uirqtAo






            /   _ , , ,、__    \
           /―-= '  //l ハヘ `ー==   ヽ
           //;'´    i/ l.l ヽヘ   `ヽ、  ヽ
          i' /     !  l   ヽ     \  l
          l '/ ---、ヽ、 ヽ /   , __  ヾミ l
          l l -''¨`ヽ_ \,  i_/ , --- i  .l
         .r=ゞ=<て;ヽ`      ' 7¨ヽ\_,, i` /   そうか!
         i ' `i}  ヽ 二ノ i   \¨`´ 彡  l /,、`I   だったら、友達は大切にしないとな。
         { i l       l          |/  |  
         ヽ、 i       l          l ノ ノ   そこの色男は、何だかこっちを睨んでいるようだぞ?
          丶-       `         l_ ノ 
            i   r 、_____ヽ   il
            ヽ    `ー――-'    /l
             l \     ̄¨    , - ' l
             l  ヽ、____ ノ    ト、
           / ヽ           , ・´  l
          /   ヽ 、     , ・´    ヽ
        ィ       ` ┐r '          >、
    , ・ ´ ` 、     /~ `'ヽ       /  丶、
, ・ ¨        、   /|    |ヽ、     /     ` ー-







658 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:38:11.43 ID:.uirqtAo





                  ____
                 ,  ´       `   、
             /              \
            /                \
              /                   ヽ
          /   /   / /           |  ∧
            '    l    / /,  -―    / /|  ∧
.           |   l |  |´/        ィ ,.l||| ∧
.           |   l |  K_  、―‐'´//|||| | トヽ
.           |    ヽ.|  | 沁tx、\‐ 彡 ´_/イ/||v|
.           |      \ V弋z^ヽヽ l  ィケアテへ,' ,' ハ|
.           |       ト\__,rッ={i≦ィ/`ソ./l/ ノ
.           || |   |   |  `      ゝ=/=イl//    ジョルジュ・ダントン!
.           || |   |  |      ´/ /  {      君は革命に相応しくない……!
.           リ |   | |  l、   ¨二 ` /  |
          `ヽ  | |  |、> .   イ | | |      キミは宮廷やミラボーに抱きこまれるだけではなく、
               /\| |  ヽ\ 厂\{ { | |      オルレアン公にも接触するなど、
            /\ ヽ|、 l | 〈| |    \  | l.|       まるで節度というものを知らない!
       _  ´     \ 丶N 八ト、    /lVl N
       /          \  ∧└、ヽ. ムト l /       革命とは、ロベスピエールのように高潔であるべきだ!
.     /           ヽヘ ∧ l V 〉 ヽl' ー 、
.   /                 V∧ L..j∧ヘ    \







            /   _ , , ,、__    \
           /―-= '  //l ハヘ `ー==   ヽ
           //;'´    i/ l.l ヽヘ   `ヽ、  ヽ
          i' /     !  l   ヽ     \  l
          l '/ ---、ヽ、 ヽ /   , __  ヾミ l
          l l -''¨`ヽ_ \,  i_/ , --- i  .l
         .r=ゞ=<て;ヽ`      ' 7¨ヽ\_,, i` /   おいおい……!
         i ' `i}  ヽ 二ノ i   \¨`´ 彡  l /,、`I   何を証拠にそんなことを言っているんだ?
         { i l       l          |/  |  
         ヽ、 i       l          l ノ ノ   仮に俺が接触していたとしても、それは俺の自由だ。
          丶-       `         l_ ノ    そんなことで、主義を変えるほど軽い人間じゃないのは、
            i   r 、_____ヽ   il      お前の親分が一番わかっているはずさ。
            ヽ    `ー――-'    /l
             l \     ̄¨    , - ' l
             l  ヽ、____ ノ    ト、
           / ヽ           , ・´  l
          /   ヽ 、     , ・´    ヽ
        ィ       ` ┐r '          >、
    , ・ ´ ` 、     /~ `'ヽ       /  丶、
, ・ ¨        、   /|    |ヽ、     /     ` ー-




659 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:39:17.46 ID:.uirqtAo






   ./::/::::::::/:::l:li:::::::::l:::::l::::l::::::l::::::::l::::::::::::l:ヽ::::::::l:::l::',
  /:::::::::::::::|::::|:::l:::::::::l:::l::::l、:::::::l:::::::::::::::l::::|、:l:::::::::l:::l::l
  .l::l:::l:::l::::::l:::::|:::::l、::::::::l:::l::::::::::::l:::::::::::::::l:::|、::l:::::::::l::i:::|
  l::::::l::::l:::::l::l::::l、::::l:、ヽl::lヽ::::::::::::l::::::::::::::l:::|:::::l::::::::|::i|:|   
  |l:::::l:i:l:l::::ト:::ヽ:l`ヽ、://::::::ヽ::::::::l:::::::::l:l::l::|::::::l::::::::!:::i:|  
  |トl:::::il l、::ilヽ、:::l-‐,..-ュォ-、:::ヽ:::i|:::|:::l::l:lll|ヽ:::l:::l::::::::l:|  
  | ヽ::::il kァ、 、` - ' `‐'′ /ハl:::l:::l::l:::|::l|  l:::::::l::::::ト|.   …………。
  ヽ ヽ、i `7     ´   //  |ト:::l/l::::::|  }:::::::l::::i| |   
   ヽ  .l/            ||:/ .ヽ::l _ノl:::::::l::::i| `   ……そうだな。キミは、その偽らない性格が魅力だ。
      ヽ、 -          l   〉l、|:::::|i::::::l::::|    それは、ミラボーに近いものがある。
       ヽ`                /   .li:::lト:l::::l:l|    
        ヽ ‐、ニ= ‐      /    lヽl-ヽl::l|    
         ヽ ー       /  ,. r '´    ヽ、    
             l、    ,.  '" ,.  '´        ヽ







           /       ヽ i     ||     ヽ
          /          ヾi    〃,,,     ヽ
          /           /`_   ヘ''''''――、 彡ヽ
         i      ,,,,-―` ̄i ./ i |.ヘヽ    \   .|
         |  ,,ー'''' ツ     |./  i. | ヽ i  ,,,   ヽ  .|
         ! ´ /,´     -〃  .! |  i.|/     ヽ |
         i /彡´      | \ | ― !  ,, ,,,,   ヽソ、
         ヽ / /i   ,,,,,,,\,,,      ,i//''''''  》ィ i
          >-、 |    ニニ\ミゞ_,,,,   ゾ弋ジ>=|イi .|    ……言うじゃないか。
          |ヽ ヽ | ー <弋_ツ`,,,    i 、'''''''''''   リ メ    まあ、それはいい。
          ! |` ヽ|  ̄  ''''  /    |   ̄    |´/     そんなことよりも、宮廷の動きがキナ臭い。
          ヽ ヽ,i `、  `         |       |/      お前のいるジャコバン指導部に
           ヽ ヾ ヽ           j      ト、      手を伸ばしているみたいだぞ。
             ヽ-i        ´ ` ´      ノ |
            / .|i    ,,         _ `i /| ト-、
           r/  iヽ  く  -ー――'''''''   ノ / `i  \
          ,ノヽ  \ヽ、,,      ''''''   ノ´ /   .|   `ヽ、
      ,, - ´   ヘ    \ `ー、       ノ /   .|      ` ヘ`'''''ヘー-
 _,,―'''''      ヘ     \  `ー---ー''''/     |       ヘ  ヘ




660 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:40:47.33 ID:.uirqtAo






            / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( ●)(●)  
          | U   (__人__)   宮廷が――!?
             |     ` ⌒´ノ   
              |         }    今度はバルナーヴさんたちを懐柔しようって
              ヽ        }    腹づもりなのか、宮廷は!?
            ヽ、.,__ __ノ    
   _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、






661 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:42:01.69 ID:.uirqtAo






   ./::/::::::::/:::l:li:::::::::l:::::l::::l::::::l::::::::l::::::::::::l:ヽ::::::::l:::l::',
  /:::::::::::::::|::::|:::l:::::::::l:::l::::l、:::::::l:::::::::::::::l::::|、:l:::::::::l:::l::l
  .l::l:::l:::l::::::l:::::|:::::l、::::::::l:::l::::::::::::l:::::::::::::::l:::|、::l:::::::::l::i:::|
  l::::::l::::l:::::l::l::::l、::::l:、ヽl::lヽ::::::::::::l::::::::::::::l:::|:::::l::::::::|::i|:|   
  |l:::::l:i:l:l::::ト:::ヽ:l`ヽ、://::::::ヽ::::::::l:::::::::l:l::l::|::::::l::::::::!:::i:|  
  |トl:::::il l、::ilヽ、:::l-‐,..-ュォ-、:::ヽ:::i|:::|:::l::l:lll|ヽ:::l:::l::::::::l:|  
  | ヽ::::il kァ、 、` - ' `‐'′ /ハl:::l:::l::l:::|::l|  l:::::::l::::::ト|.   もともとバルナーヴたちは立憲制を目指していた。
  ヽ ヽ、i `7     ´   //  |ト:::l/l::::::|  }:::::::l::::i| |   
   ヽ  .l/            ||:/ .ヽ::l _ノl:::::::l::::i| `   それが、王権に対して多少譲歩したにすぎない。
      ヽ、 -          l   〉l、|:::::|i::::::l::::|    民衆の急進性を目の当たりにしては、
       ヽ`                /   .li:::lト:l::::l:l|    最も現実的な判断だろうよ。
        ヽ ‐、ニ= ‐      /    lヽl-ヽl::l|    
         ヽ ー       /  ,. r '´    ヽ、    
             l、    ,.  '" ,.  '´        ヽ








           /       ヽ i     ||     ヽ
          /          ヾi    〃,,,     ヽ
          /           /`_   ヘ''''''――、 彡ヽ
         i      ,,,,-―` ̄i ./ i |.ヘヽ    \   .|
         |  ,,ー'''' ツ     |./  i. | ヽ i  ,,,   ヽ  .|
         ! ´ /,´     -〃  .! |  i.|/     ヽ |
         i /彡´      | \ | ― !  ,, ,,,,   ヽソ、
         ヽ / /i   ,,,,,,,\,,,      ,i//''''''  》ィ i
          >-、 |    ニニ\ミゞ_,,,,   ゾ弋ジ>=|イi .|    同感だ。
          |ヽ ヽ | ー <弋_ツ`,,,    i 、'''''''''''   リ メ    三頭派の連中は、実に巧妙に動いている。
          ! |` ヽ|  ̄  ''''  /    |   ̄    |´/     デュポールが考え、
          ヽ ヽ,i `、  `         |       |/      バルナーヴが発言し、
           ヽ ヾ ヽ           j      ト、      ラメットが行動する。
             ヽ-i        ´ ` ´      ノ |      ……その名は伊達じゃないな。
            / .|i    ,,         _ `i /| ト-、
           r/  iヽ  く  -ー――'''''''   ノ / `i  \
          ,ノヽ  \ヽ、,,      ''''''   ノ´ /   .|   `ヽ、
      ,, - ´   ヘ    \ `ー、       ノ /   .|      ` ヘ`'''''ヘー-
 _,,―'''''      ヘ     \  `ー---ー''''/     |       ヘ  ヘ
  /  /        ヘ       \      /      |        ヘ  ヘ





662 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:43:46.05 ID:.uirqtAo






         ____
        /      \
      /  u   ノ  \
    /      u (●)  \  あ、あの~
    |         (__人__)|  ちょと質問をしてもいいかお……。
     \    u   .` ⌒/   みんなは、王様をどうしたいのかお?
    ノ           \   ヤルオに聞かせて欲しいお。
  /´               ヽ






663 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:44:42.05 ID:.uirqtAo






           /       ヽ i     ||     ヽ
          /          ヾi    〃,,,     ヽ
          /           /`_   ヘ''''''――、 彡ヽ
         i      ,,,,-―` ̄i ./ i |.ヘヽ    \   .|
         |  ,,ー'''' ツ     |./  i. | ヽ i  ,,,   ヽ  .|
         ! ´ /,´     -〃  .! |  i.|/     ヽ |
         i /彡´      | \ | ― !  ,, ,,,,   ヽソ、
         ヽ / /i   ,,,,,,,\,,,      ,i//''''''  》ィ i
          >-、 |    ニニ\ミゞ_,,,,   ゾ弋ジ>=|イi .|    難しい質問だな……。
          |ヽ ヽ | ー <弋_ツ`,,,    i 、'''''''''''   リ メ    俺個人としては、国王には退位してもらうのが
          ! |` ヽ|  ̄  ''''  /    |   ̄    |´/     一番なんだが、それが無理なら、イギリス的な
          ヽ ヽ,i `、  `         |       |/      立憲君主制で落ち着くのもやむなしと考えている。
           ヽ ヾ ヽ           j      ト、     
             ヽ-i        ´ ` ´      ノ |
            / .|i    ,,         _ `i /| ト-、
           r/  iヽ  く  -ー――'''''''   ノ / `i  \
          ,ノヽ  \ヽ、,,      ''''''   ノ´ /   .|   `ヽ、
      ,, - ´   ヘ    \ `ー、       ノ /   .|      ` ヘ`'''''ヘー-
 _,,―'''''      ヘ     \  `ー---ー''''/     |       ヘ  ヘ







                  ____
                 ,  ´       `   、
             /              \
            /                \
              /                   ヽ
          /   /   / /           |  ∧
            '    l    / /,  -―    / /|  ∧
.           |   l |  |´/        ィ ,.l||| ∧
.           |   l |  K_  、―‐'´//|||| | トヽ
.           |    ヽ.|  | 沁tx、\‐ 彡 ´_/イ/||v|
.           |      \ V弋z^ヽヽ l  ィケアテへ,' ,' ハ|
.           |       ト\__,rッ={i≦ィ/`ソ./l/ ノ
.           || |   |   |  `      ゝ=/=イl//    甘いな。
.           || |   |  |      ´/ /  {      国王とは、人民から主権を奪った簒奪者だ。
.           リ |   | |  l、   ¨二 ` /  |     ボク個人としては罪人として処罰すべきと考えている。
          `ヽ  | |  |、> .   イ | | |
               /\| |  ヽ\ 厂\{ { | |
            /\ ヽ|、 l | 〈| |    \  | l.|
       _  ´     \ 丶N 八ト、    /lVl N
       /          \  ∧└、ヽ. ムト l /
.     /           ヽヘ ∧ l V 〉 ヽl' ー 、
.   /                 V∧ L..j∧ヘ    \




665 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:46:05.84 ID:.uirqtAo






            / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( 〇)(〇)  
          | U   (__人__)   (罪人として――!?
             |     ` ⌒´ノ   
              |         }    サン=ジュストくん……
              ヽ        }    それは国民が容認しない……!)
            ヽ、.,__ __ノ    
   _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、






666 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:47:33.20 ID:.uirqtAo






   ./::/::::::::/:::l:li:::::::::l:::::l::::l::::::l::::::::l::::::::::::l:ヽ::::::::l:::l::',
  /:::::::::::::::|::::|:::l:::::::::l:::l::::l、:::::::l:::::::::::::::l::::|、:l:::::::::l:::l::l
  .l::l:::l:::l::::::l:::::|:::::l、::::::::l:::l::::::::::::l:::::::::::::::l:::|、::l:::::::::l::i:::|
  l::::::l::::l:::::l::l::::l、::::l:、ヽl::lヽ::::::::::::l::::::::::::::l:::|:::::l::::::::|::i|:|   
  |l:::::l:i:l:l::::ト:::ヽ:l`ヽ、://::::::ヽ::::::::l:::::::::l:l::l::|::::::l::::::::!:::i:|  
  |トl:::::il l、::ilヽ、:::l-‐,..-ュォ-、:::ヽ:::i|:::|:::l::l:lll|ヽ:::l:::l::::::::l:|  
  | ヽ::::il kァ、 、` - ' `‐'′ /ハl:::l:::l::l:::|::l|  l:::::::l::::::ト|.   サン=ジュスト……それは先走りすぎだ。
  ヽ ヽ、i `7     ´   //  |ト:::l/l::::::|  }:::::::l::::i| |   ボクだって、共和国設立のために
   ヽ  .l/            ||:/ .ヽ::l _ノl:::::::l::::i| `    国王の存在を否定する立場だ。
      ヽ、 -          l   〉l、|:::::|i::::::l::::|    
       ヽ`                /   .li:::lト:l::::l:l|    だが、今、国王を処罰するほどの口実はない。
        ヽ ‐、ニ= ‐      /    lヽl-ヽl::l|     ボクらが目指すのは、国王の失策を攻撃して
         ヽ ー       /  ,. r '´    ヽ、     出来るだけその主権を排除することだ。
             l、    ,.  '" ,.  '´        ヽ






667 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:48:54.09 ID:.uirqtAo






            / ̄ ̄\
          /   _ノ  \
          |    ( ●)(●)  
          | U   (__人__)   俺もロベスピエールさんの考えと同じだ。
             |     ` ⌒´ノ   
              |         }    ダントンさんのやり方なら摩擦も少なくてすむだろうが、
              ヽ        }    俺たちは共和国設立を目指す民主派なんだ。
            ヽ、.,__ __ノ    理想は捨てられないぜ、常識的に考えて……
   _, 、 -― ''"::l:::::::\ー-..,ノ,、.゙,i 、







     ____
   /      \
  /  ─    ─\    ……みんな、やっぱり王様に厳しいお。
/U   (ー)  (ー) \   ヤルオは、ダントンさんの言う、
|       (__人__)    |   立憲君主制になれば満足だけど、
/     ∩ノ ⊃  /    それでは甘いのかお?
(  \ / _ノ |  |    
.\ "  /__|  |
  \ /___ /






668 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:50:37.80 ID:.uirqtAo






           /       ヽ i     ||     ヽ
          /          ヾi    〃,,,     ヽ
          /           /`_   ヘ''''''――、 彡ヽ
         i      ,,,,-―` ̄i ./ i |.ヘヽ    \   .|
         |  ,,ー'''' ツ     |./  i. | ヽ i  ,,,   ヽ  .|
         ! ´ /,´     -〃  .! |  i.|/     ヽ |
         i /彡´      | \ | ― !  ,, ,,,,   ヽソ、
         ヽ / /i   ,,,,,,,\,,,      ,i//''''''  》ィ i
          >-、 |    ニニ\ミゞ_,,,,   ゾ弋ジ>=|イi .|    ヤルオくん。
          |ヽ ヽ | ー <弋_ツ`,,,    i 、'''''''''''   リ メ     俺たちは、人民のために戦う。
          ! |` ヽ|  ̄  ''''  /    |   ̄    |´/     その人民の敵が国王であれば、
          ヽ ヽ,i `、  `         |       |/       それに立ち向かわなければならない。
           ヽ ヾ ヽ           j      ト、      共和制設立は、俺たちの悲願だ!
             ヽ-i        ´ ` ´      ノ |      
            / .|i    ,,         _ `i /| ト-、    ……だが、国王に対する敬愛が消えていない今、
           r/  iヽ  く  -ー――'''''''   ノ / `i  \  共和制を無理に主張するのは無謀の極みだ。
          ,ノヽ  \ヽ、,,      ''''''   ノ´ /   .|   `ヽ、
      ,, - ´   ヘ    \ `ー、       ノ /   .|      ` ヘ`'''''ヘー-
 _,,―'''''      ヘ     \  `ー---ー''''/     |       ヘ  ヘ
  /  /        ヘ       \      /      |        ヘ  ヘ







   ./::/::::::::/:::l:li:::::::::l:::::l::::l::::::l::::::::l::::::::::::l:ヽ::::::::l:::l::',
  /:::::::::::::::|::::|:::l:::::::::l:::l::::l、:::::::l:::::::::::::::l::::|、:l:::::::::l:::l::l
  .l::l:::l:::l::::::l:::::|:::::l、::::::::l:::l::::::::::::l:::::::::::::::l:::|、::l:::::::::l::i:::|
  l::::::l::::l:::::l::l::::l、::::l:、ヽl::lヽ::::::::::::l::::::::::::::l:::|:::::l::::::::|::i|:|   
  |l:::::l:i:l:l::::ト:::ヽ:l`ヽ、://::::::ヽ::::::::l:::::::::l:l::l::|::::::l::::::::!:::i:|  
  |トl:::::il l、::ilヽ、:::l-‐,..-ュォ-、:::ヽ:::i|:::|:::l::l:lll|ヽ:::l:::l::::::::l:|   そうだ。今は共和国を訴えるべきじゃない。
  | ヽ::::il kァ、 、` - ' `‐'′ /ハl:::l:::l::l:::|::l|  l:::::::l::::::ト|.   理想を叶えるためには、今は雌伏の時。
  ヽ ヽ、i `7     ´   //  |ト:::l/l::::::|  }:::::::l::::i| |   バルナーヴが擦り寄っているとなると、
   ヽ  .l/            ||:/ .ヽ::l _ノl:::::::l::::i| `   憲法の修正も予想される……。
      ヽ、 -          l   〉l、|:::::|i::::::l::::|    
       ヽ`                /   .li:::lト:l::::l:l|    マラーは「人民の友」で先走った行動を取っているが、
        ヽ ‐、ニ= ‐      /    lヽl-ヽl::l|     あの行動力は外部から言うことしか出来ない。
         ヽ ー       /  ,. r '´    ヽ、     今のボクに出来ることは、憲法の修正を防ぐことだ!
             l、    ,.  '" ,.  '´        ヽ





669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2009/08/24(月) 20:50:46.70 ID:dldK3OM0




やる夫、この面々の前でよく発言出来るな




670 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:52:06.68 ID:.uirqtAo






     ____
   /      \
  /  ─    ─\    (……そうなのか。
/U   (ー)  (ー) \   ヤルオの満足では、
|       (__人__)    |   まだ革命の覚悟が足りないのだお。
/     ∩ノ ⊃  /   
(  \ / _ノ |  |     でも、王様が馬鹿なことをしなければ、
.\ "  /__|  |     民主派のみんなも、王様の扱いを
  \ /___ /     悪くはしないみたいだお……)







671 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:53:56.64 ID:.uirqtAo






ミラボーの死は、水面下での議会勢力の再編を加速させた。
革命推進の一大拠点となり、2,400名の会員を抱えていたジャコバン・クラブでも派閥の争いが目立つようになる。






              ,,、r''''" ゙゙̄`''ー .、
            ,rニ,_ ミ| ヽ./~~`ヽヽ.
            ,;"    `-、,/     ゙!,゙'i,
          ,:i'      _   ----、`i, ゙i,
         ,l 'l      、 |   ,r-ッ---r゙i, ゙i,
         l, i' 、_,,,.-ッ'フ,)tr'"===='"  ゙i ,ト.、
         ゙t,'i  `'フ",:"!,      `  |' i l
          r' i, ''"  :  ! _       ゙ir'r l,
          |ヾi     ゙' i;:. ヽ      ゙'| ,!
          ゙i, ! !     ~;; ___,    ,、ノ
          ゙i, ,,;   -''"~,、     ,/ |
           `" ト、    " `    /   |
              | 'ヽ.   .|    /   .|
             | ゙i,ヽ._ l  __,,./    .|
                 !  _,,,二゙~r-:'::::::::::::::::┴┐
             ,r゙‐'"---i | |~~.........---r ゙i |
             | r''''''''i  i,゙l | ,,!  ''''''''7i_,,,! |
             | ゙l'" __゙ヽj | ー'  '''''''7 `ニ' ゙i,_、___
             ├i゙t'",,r'' , i ,....,'''''ソ,,.-''"''"t'r'"__,r'" ̄''7
            ,,,,r:、ヽ、ヽ-''"l !ヽ,,,、-'""_,、-''''    ゙'ヽ、r"
     __,,,...-フ/~__  ヽ二二,,、--'"_,,、-'"
 ,、-//,,./'"    `'-、、  ,!  ,.r'"




派閥:三頭派




政治思想:王党左派
政治体制:立憲制
規模:第一勢力






672 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:55:33.40 ID:.uirqtAo






                |=l      ヾ,ヅ     |=|      
               r、V             Vヘ      
               |ヘl(      、 li r     )lイ|    
                |.ト| `r‐toッ‐ィ_}l_ノr toッ‐ァ゛|ノ|  
              l.ト|  " ̄´":i  ヾ" ゙̄` |ノ|   
            ヾ|ヽ    { |        / |<    
              ノノll |  ', :L.     | lト,ヽ     
           f⌒>{.ll l|    ヾノ     |l l } <⌒i
          ヽr゙ |l.| ',l   ー‐--一   l/ l.| ゙tノ
            ,r'"ヾ|   ',   ====="  /  リ`ヽ、
        /   |    ',   t=   /   |   \_
__.... -‐''"  ̄     l     ヽ________/    l    /:::::::`:`ァ- ....__





派閥:ラファイエット派




政治思想:王党右派
政治体制:立憲制
規模:第二勢力





673 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:56:50.76 ID:.uirqtAo






        / ̄ ̄ ̄ ̄〃
       /  / ̄ ̄ ̄ ̄│
      /  ゝ      │
      |  │  ─   ─
      |  /    -   -
       (6        \   
       │    ,,,,, ─′
        \    ̄ ̄l
        |  ヽ  ;;;;;;;;l   
    __/\   . /\_
  /:::::::::::::\  \___/  /::::::::\




派閥:ペティヨン派




政治思想:民主右派
政治体制:共和制
規模:第三勢力






674 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:57:51.68 ID:.uirqtAo






   ./::/::::::::/:::l:li:::::::::l:::::l::::l::::::l::::::::l::::::::::::l:ヽ::::::::l:::l::',
  /:::::::::::::::|::::|:::l:::::::::l:::l::::l、:::::::l:::::::::::::::l::::|、:l:::::::::l:::l::l
  .l::l:::l:::l::::::l:::::|:::::l、::::::::l:::l::::::::::::l:::::::::::::::l:::|、::l:::::::::l::i:::|
  l::::::l::::l:::::l::l::::l、::::l:、ヽl::lヽ::::::::::::l::::::::::::::l:::|:::::l::::::::|::i|:|  
  |l:::::l:i:l:l::::ト:::ヽ:l`ヽ、://::::::ヽ::::::::l:::::::::l:l::l::|::::::l::::::::!:::i:|  
  |トl:::::il l、::ilヽ、:::l-‐,..-ュォ-、:::ヽ:::i|:::|:::l::l:lll|ヽ:::l:::l::::::::l:|  
  | ヽ::::il kァ、 、` - ' `‐'′ /ハl:::l:::l::l:::|::l|  l:::::::l::::::ト|.
  ヽ ヽ、i `7     ´   //  |ト:::l/l::::::|  }:::::::l::::i| |  
   ヽ  .l/            ||:/ .ヽ::l _ノl:::::::l::::i| `  
      ヽ、 -          l   〉l、|:::::|i::::::l::::|   
       ヽ`                /   .li:::lト:l::::l:l|
        ヽ ‐、ニ= ‐      /    lヽl-ヽl::l|
         ヽ ー       /  ,. r '´    ヽ、
             l、    ,.  '" ,.  '´        ヽ




派閥:ロベスピエール派




政治思想:民主左派
政治体制:共和制
規模:最小






675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2009/08/24(月) 20:57:55.73 ID:niMSXvgo




この時、現実主義者が厨ニ病全開の革命馬鹿を押さえ込めてれば、今のフランス人が他所の国の王族を見て羨ましがるなんて事は無かったんだろうなあ。




676 :1 [saga]:2009/08/24(月) 20:58:41.26 ID:.uirqtAo






――5月11日。
植民地の黒人の権利についての議論。
ロベスピエールはバルナーヴと激論を交わし、三頭派の非民主性を攻撃する。






   ./::/::::::::/:::l:li:::::::::l:::::l::::l::::::l::::::::l::::::::::::l:ヽ::::::::l:::l::',
  /:::::::::::::::|::::|:::l:::::::::l:::l::::l、:::::::l:::::::::::::::l::::|、:l:::::::::l:::l::l
  .l::l:::l:::l::::::l:::::|:::::l、::::::::l:::l::::::::::::l:::::::::::::::l:::|、::l:::::::::l::i:::|
  l::::::l::::l:::::l::l::::l、::::l:、ヽl::lヽ::::::::::::l::::::::::::::l:::|:::::l::::::::|::i|:|  
  |l:::::l:i:l:l::::ト:::ヽ:l`ヽ、://::::::ヽ::::::::l:::::::::l:l::l::|::::::l::::::::!:::i:|  
  |トl:::::il l、::ilヽ、:::l-‐,..-ュォ-、:::ヽ:::i|:::|:::l::l:lll|ヽ:::l:::l::::::::l:|  
  | ヽ::::il kァ、 、` - ' `‐'′ /ハl:::l:::l::l:::|::l|  l:::::::l::::::ト|.   サン=ドマングの黒人の惨状は目に余るものがある!
  ヽ ヽ、i `7     ´   //  |ト:::l/l::::::|  }:::::::l::::i| |    そのことについて、バルナーヴくんはどうお考えか!?
   ヽ  .l/            ||:/ .ヽ::l _ノl:::::::l::::i| `  
      ヽ、 -          l   〉l、|:::::|i::::::l::::|   
       ヽ`                /   .li:::lト:l::::l:l|
        ヽ ‐、ニ= ‐      /    lヽl-ヽl::l|
         ヽ ー       /  ,. r '´    ヽ、
             l、    ,.  '" ,.  '´        ヽ





              ,,、r''''" ゙゙̄`''ー .、
            ,rニ,_ ミ| ヽ./~~`ヽヽ.
            ,;"    `-、,/     ゙!,゙'i,
          ,:i'      _   ----、`i, ゙i,
         ,l 'l      、 |   ,r-ッ---r゙i, ゙i,
         l, i' 、_,,,.-ッ'フ,)tr'"===='"  ゙i ,ト.、
         ゙t,'i  `'フ",:"!,      `  |' i l
          r' i, ''"  :  ! _       ゙ir'r l,   せっかく手に入れた植民地だ。
          |ヾi     ゙' i;:. ヽ      ゙'| ,!   有効活用するしかないだろう。
          ゙i, ! !     ~;; ___,    ,、ノ
          ゙i, ,,;   -''"~,、     ,/ |    黒人などの権利は二の次だ。
           `" ト、    " `    /   |
              | 'ヽ.   .|    /   .|
             | ゙i,ヽ._ l  __,,./    .|
                 !  _,,,二゙~r-:'::::::::::::::::┴┐
             ,r゙‐'"---i | |~~.........---r ゙i |
             | r''''''''i  i,゙l | ,,!  ''''''''7i_,,,! |
             | ゙l'" __゙ヽj | ー'  '''''''7 `ニ' ゙i,_、___
             ├i゙t'",,r'' , i ,....,'''''ソ,,.-''"''"t'r'"__,r'" ̄''7
            ,,,,r:、ヽ、ヽ-''"l !ヽ,,,、-'""_,、-''''    ゙'ヽ、r"
     __,,,...-フ/~__  ヽ二二,,、--'"_,,、-'"
 ,、-//,,./'"    `'-、、  ,!  ,.r'"






677 :1 [saga]:2009/08/24(月) 21:00:15.84 ID:.uirqtAo






  }:.|.:.:{{:.:.:| :.:.:.:|:ヽ.:.:.ヽ.:.:.i.:.:.| \:.:.:.:..レ \:.:.`ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:.:\\.:.:.:、:.:.:.
  |.:|:.:.|:.:.:.:i.:.:.:.:ト、:.\:.:}:.:.i|:.:.| ,イ:ト、:.:.:.レ'"´\.:.:ト、∨7.:.:.:.:.:.:.:.:.:\\:.:.:.:.\\:.:.::.:.
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  l: |:.:.l:.:.:.:.|.:.:.:.:l:.:.:.:.:\\}l:.レ' i/ ∧:i  ○ ',:レ'//}.:.:.∧ヽ:.:.:}:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
  ',:.:.:.:.{:.:.:.:|、:.:.:.l:.:.:.:\:.\ヽ} ム」i }}     ,i:.イ  i:.:./ }:.:.\.:.:.:.:.}:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
  l:.:.:.:.i:.:.:.:} }.:.:.ト、:.:.:.:.\:.\.戈≦二il二 '"´ }/   //   l:.:.:.:.:.:.:.:.∧.:.:.ト、:.:.:.:.:.:.:.
   l:.:.:.:.i.:.:.:|:.l .:.L三- :.:.:\{\\  |        /    |:.:.:.:.:.i.:./ }:.:.:| ヽ:.:.:.:.:.  聞いたか、議員諸君!
    l..:.:.:' ,:.:l.:.l:.:l{  ひ 、',:.:.\                   リ}:.:./}/  ',.:.:l  i:.:.:.:.:.:.
   |.:∧.:.\ヾ:.:「二ア  }へヘ\               |:./     i:.|  }:.:.:.:.:.:  三頭派の代表は、人間の権利を
   |/ l:.:ト、:ヽ.:.{ ∨  i                   |/      }} /:.:.:.:.:.:.  肌の色が違うということだけで
      l:{ }:.ト、:∨     `ヽ                      i /:.:.:.:.:.:.:. 否定をしている!!
      | i.{ ∨     _                       ムヘ:..:.:.:.:
         |  \   '"´                          /   }:.:.:.:.  これは人権宣言の否定でもあり、
            レ'`ー-、        , -― ¬ムー 、           /三 /:.:.:.:.:  彼らの非民主性を物語っている
             \  、- '"´ ̄ x―へ ノ\ r〉        /三 / 7:./   のではなかろうか!?
               \ 辷x‐十'                    /三   /イ
                ヽ L__                /三





            _,,,,,,,,,,,,,,,,,,,、__
         ,<二ゝ、冫ソL;_=二ヽ
        / / ̄  `'`´´^ ̄゛゙ヽヽ
        /{            ヽ,ヽ
       // 〉  ,,     -‐-、 <、ヽ
       /´,/  ,ニ,,,..、,  _,ィニニヾ、 i  ゝ
      ノ // ,<シ´ 、 、  ,;/, `丶 ヽ、丶ゝ
     '^〕、i!   _,,冫i  ;: 、,_,、  〕,、`>
      {;i`i゙‐-(´'´:: }-‐-Y´ ::、 )-‐'i´;)}
      iゞi::.  `゙‐‐,'´、  , t`--´  ,;!レ,i´
      i ヘi'::.   ^ヽ、___/`ヽ  !.|;i}l   その通りです。
       i j   // i i  ;''" iヽヽ   i j   黒人と白人、
       ` i! ,j (、/L;i_しi_ゝレ,v冫i ,j`´   そして東洋人と
         i `'‐- `, ̄ ̄´ -‐ン,/     区別する理由などありません。
       /^ヽ、、、   `゙   /i::\
      /:::::::f^゙‐`ミ‐;::、___,,,-'ン´  i::::::::ヽ、
     ,ノ:::::::::{    7‐--‐=´    i:::::::::::::ヽ、、




        グレゴワール神父




ロベスピエールの考えは、ヴェルニヨとともに「黒人友の会」の創設者であったグレゴワールの影響が強い。




679 :1 [saga]:2009/08/24(月) 21:01:23.11 ID:.uirqtAo






――5月16日。
ロベスピエールによる憲法制定議会の議員の再選禁止の提案。





   ./::/::::::::/:::l:li:::::::::l:::::l::::l::::::l::::::::l::::::::::::l:ヽ::::::::l:::l::',
  /:::::::::::::::|::::|:::l:::::::::l:::l::::l、:::::::l:::::::::::::::l::::|、:l:::::::::l:::l::l
  .l::l:::l:::l::::::l:::::|:::::l、::::::::l:::l::::::::::::l:::::::::::::::l:::|、::l:::::::::l::i:::|
  l::::::l::::l:::::l::l::::l、::::l:、ヽl::lヽ::::::::::::l::::::::::::::l:::|:::::l::::::::|::i|:|  
  |l:::::l:i:l:l::::ト:::ヽ:l`ヽ、://::::::ヽ::::::::l:::::::::l:l::l::|::::::l::::::::!:::i:|  
  |トl:::::il l、::ilヽ、:::l-‐,..-ュォ-、:::ヽ:::i|:::|:::l::l:lll|ヽ:::l:::l::::::::l:|  
  | ヽ::::il kァ、 、` - ' `‐'′ /ハl:::l:::l::l:::|::l|  l:::::::l::::::ト|.   現在の議員は、革命の動乱の中で議員となったものばかりだ。
  ヽ ヽ、i `7     ´   //  |ト:::l/l::::::|  }:::::::l::::i| |    しかも、国王の愚かな行動が原因で辞職した者も多い。
   ヽ  .l/            ||:/ .ヽ::l _ノl:::::::l::::i| `  
      ヽ、 -          l   〉l、|:::::|i::::::l::::|    ここは新しい風を議会に入れるべく、立憲議会議員は
       ヽ`                /   .li:::lト:l::::l:l|    続く立法議会への再選を禁止しようではないか!
        ヽ ‐、ニ= ‐      /    lヽl-ヽl::l|
         ヽ ー       /  ,. r '´    ヽ、
             l、    ,.  '" ,.  '´        ヽ







              _,-----.,,,,,,
           / ̄       ヽ、_
         r="             \
        (                |
        r"  ,..,,     ,....,,,,      'i
        y ./ ノ    ノ   ヽ     'i
        |  |  "'---'''"    'i      )
.        \|           ノ     ノ
.         |"モtァ _,,...,,,,,,,,,__ r'    ノ
         (  ̄ i   ミモア` .ノr'''" /   被選挙権を奪うだと!?
          |  'i'      ./.|ξ丿    馬鹿なことを!
         λ_ r'"'-''ヾ、  '"ノ ,i'.'ノ     そんなふざけた法が通ると思ってか!
         λ、''''=--...,j   r"ノ イ_
         (ヾ、 ~'''    ノ ノ .ノ|
 _r      _ゝ"^`-.,,,,.-''''" ノ_,,-'".|
 ̄'j''''" ̄ ̄ ̄  ゞレナ]、_,--'" ̄   ノ'\、
  /         .トミi.|^=-々  _,.-彡'" ヾヽ-、_
.リ/         \i|├ ̄ _//     `   '''-.,,,__
.|リ          //"=-''""/           ヾ >
          デュポール






680 :1 [saga]:2009/08/24(月) 21:02:40.05 ID:.uirqtAo






しかし――


                |=l      ヾ,ヅ     |=|      
               r、V             Vヘ      
               |ヘl(      、 li r     )lイ|    
                |.ト| `r‐toッ‐ィ_}l_ノr toッ‐ァ゛|ノ|   (三頭派の連中は議会に対する王権の優位
              l.ト|  " ̄´":i  ヾ" ゙̄` |ノ|    を狙っているが、全然、甘ちゃんの内容だ。
            ヾ|ヽ    { |        / |<    
              ノノll |  ', :L.     | lト,ヽ   俺の支持基盤である軍を使えば、もっと強大に、
           f⌒>{.ll l|    ヾノ     |l l } <⌒i  そして、一気に問題は解決する……!)
          ヽr゙ |l.| ',l   ー‐--一   l/ l.| ゙tノ
            ,r'"ヾ|   ',   ====="  /  リ`ヽ、
        /   |    ',   t=   /   |   \_
__.... -‐''"  ̄     l     ヽ________/    l    /:::::::`:`ァ- ....__







        / ̄ ̄ ̄ ̄〃
       /  / ̄ ̄ ̄ ̄│
      /  ゝ      │
      |  │  ─   ─
      |  /    -   -     (ブルジョワ層は更なる革命の推進を目指し、
       (6        \     政治への参加を熱望している。
       │    ,,,,, ─′
        \    ̄ ̄l     革命を終わらせようとする三頭派を出し抜く、
        |  ヽ  ;;;;;;;;l     これは千載一遇のチャンスだ!)
    __/\   . /\_
  /:::::::::::::\  \___/  /::::::::\






681 :1 [saga]:2009/08/24(月) 21:03:45.11 ID:.uirqtAo






                 _,... ------- 、__
             _, イ//r‐‐<テ三三三`ヽ、
            ,∠,rこ二二二、 ̄\:ヽ二二:.:.:ミト、            ニ_|_
           /://(Tト、:.:.:.:.:. ̄≧、ヽヽ \ミト、ミト、           ニ   !
         /://:.:./ハヘ:.ヽTト、:.:.:..:ヽ¬Eヘこヘ:.ヽ:ミト、         □  |
        _////:.:.:.:l:.!:.:.ヾ:.:..:.:ヽ:.「:.ヽ:.:.ヽ:.ヽ:.:.「カレヘ、:.:.:.ト、          ―┬―
   ,....''´::::://,イ7!:.:.:.:.:!:l:.:.!:.:ト、:.:.:.:l:ト、:.:.ヽ:.:ヽ:.ヽヽ:.⌒!ヽ、:!厂!      | |二|二| |
   l:::::::::::::l l:':.:ハi:.:.:.:.:.N:.:.!:.:.い:.:.:.:!ト、:.、:.:.\:ヽ:.:',:',:.:.:.ト、 V /´\    | |_|_| |
   l:::::::::::::l l:.:.l:.:/!:.:.:.:.:.!:!:.:l:.:.:.:い:.:.l:!:.:.ヽヽ:.:.:.ヽヽ:V!:.:.:.!:.:ト{ l:::::::::::ヽ     ̄ ̄ ̄
   l:::::::::::::l |:.:.!:ハ!:i:.:.:.:!:ヽ:!:.:.:.:ヽヽ!ト、:.:.ヽヽ:.:.:.:',:!:い:.:.:!:.:!リ !:::::::::::::::! ヽ   マ
   l:::::::::::::l |:.:.!个ハト、:.:.!:.:.:ヽ:.:.:.:.:ヽリ:.:.ヽ:.:.ヽヽ:.:.l:!:!:.:l:.:.:!:.|:! l::::::::::::::::|  フ |二|二|
   l:::::::::::::l |:.:.!:.l:.!:.:い:.:l:ト、:.:ヽ:.:.:.:.:\:.:.:ヽ:.:.',:.',:.:九:.:!:.:.l:.:!:!  !::::::::::::::::!  ) !‐‐!‐┤
   l:::::::::::::!ハ:ヽト!:.:.ト、:ヽ:.:.ト、::三ト、:.\:.:.ヽ:.!:.!:l:.ハ:!:.:.l:.:!:! !:::::::::::::::'  '^ー―――
   l:::::::::::::l:.:.:ヽ:.!:.!:.:.!ハト、:.ヽ:.tト、三__:.:.:>、:l!:.V:.:.:l:!:.:ハ:/l {:::::::::::::;'   | / ̄ヽ
    \::::::::ヽ:.:.:い:l:.:.「`tふト、:ヽヽ「ヽ,ィ,さ:ァー示::!:.:.:l:レ':.:l:.ノ ト、::::::/r、   レ'   |
     \:::::::ヽ:.:い:.:.ト--- '`~ヽヽ`く `ー '´ l |:l:.!:.l:!/:/!「こ_ノ::,ノ;;;.く       ノ
       ヽ:::::::ヽヽト{ト、     `ーヘ       l:lノ!:./:/:./_____/;;;;;;/     ̄
       / ̄`トい `               リ l//!レ'ヽ /;;;;;;;/
        /:::::::::::l:.トい                    /イ!:::::::ヽン;..<_
        !:::::::::::::ヽ:::::ヾ.  (_ ヽ ノ´      ,イ!T!:::::::/,イ  `ー‐‐、_____
  ,、__,ノ⌒l::::::::::::::::::::::::::::ト、  Tニー‐‐‐,‐''   //l|:://::::「 ̄`ー~ーr‐‐ 、こヽ、
      l:::::::::::::::::::::::::::::l ヽ、 `二二´   /  !」」イ//:::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::Y ヽ
  r-‐‐‐‐┤:::::::::::::::::::::::::::' ,   ヽ __   ,∠ィオエ「二ソ´::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::{  ヽ
 :ヽ::::::::::::::!:::::::::::::::::::::::::::::::::',  /::::ヽイ_,==ン7T7::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::ヽ:::::::::::::L |
 ::::::ヽ:::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ !::::: ル '´  ,' / !:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::::!:::::::::::::::!  !
 ::::::::::ヽ::::::!::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽー ‐<    ノ⊥ノ:, ---、:::::::::::::::::::r:ゝ::::::::::::::::::::::::::::}  |





三頭派の活動を嫌う左右両派それぞれの思惑が一致し、この提案は議決される。
これにより次の立法議会の議員は全て新人が選ばれることなり、新たな風が入っていくことになる。





682 :1 [saga]:2009/08/24(月) 21:05:20.80 ID:.uirqtAo






この法律が議決された翌日、デュポールは皮肉を交えた反論とも取れる宣言を行っている。






              _,-----.,,,,,,
           / ̄       ヽ、_
         r="             \
        (                |
        r"  ,..,,     ,....,,,,      'i
        y ./ ノ    ノ   ヽ     'i
        |  |  "'---'''"    'i      )
.        \|           ノ     ノ
.         |"モtァ _,,...,,,,,,,,,__ r'    ノ
         (  ̄ i   ミモア` .ノr'''" /
          |  'i'      ./.|ξ丿     革命は終わった。
         λ_ r'"'-''ヾ、  '"ノ ,i'.'ノ     これからは行き過ぎと戦いながら
         λ、''''=--...,j   r"ノ イ_      革命を高め、守らなければならない。
         (ヾ、 ~'''    ノ ノ .ノ|
 _r      _ゝ"^`-.,,,,.-''''" ノ_,,-'".|      平等を制限し、自由を減らし、
 ̄'j''''" ̄ ̄ ̄  ゞレナ]、_,--'" ̄   ノ'\、   世論を抑えなくてはならないのだ。
  /         .トミi.|^=-々  _,.-彡'" ヾヽ-、_
.リ/         \i|├ ̄ _//     `   '''-.,,,__
.|リ          //"=-''""/           ヾ >






さて、この他にも立憲議会で決められていった内容について説明する必要があるが、
その前に、この頃、王室で進められていた策謀を語ることとする。
あの有名な、逃亡劇を……。






「ヴァレンヌへの道」前編終了

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